深沢の住宅街に洋食店-人気ケータリングランチ店主が開業

店内奥にはソファ席があり、家カフェ風の雰囲気も好評の「洋食シカタ」

店内奥にはソファ席があり、家カフェ風の雰囲気も好評の「洋食シカタ」

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 移動販売車の店主が駒八通り近くの住宅街にビストロ「洋食シカタ」(世田谷区深沢1)をオープンして1カ月が過ぎた。オープンは7月1日。

独自のハーブ&スパイスでうま味を引き出した「ロティサリーチキン」

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 オーナーの阿部孝さんは、都内オフィス街をメーンに移動販売するケータリングランチ「BERO KITCHEN(ベロ キッチン)」を2006年に開業。こだわりのミートソーススパゲティとオムライスがビジネスマンやOLから人気を集め、「行列ができるケータリングランチ」として知られる存在に。「とは言え、いつかは自分の店を作りたいと考えていた」と阿部さん。昨年同所への出店を決め、ケータリング販売と並行して約1年かけて自ら店内を改装、念願のオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪。席数はテーブル席とソファ席の計14席。インテリア好きの阿部さんが長年集めてきたアンティーク家具やビンテージ雑貨などを置き、「住宅街という場所柄、ご家族やお友だちとゆったり過ごしてもらえるような『家カフェ』の雰囲気」(阿部さん)に仕上げた。

 メニューは、独自配合のハーブ&スパイスで味付けしたチキンを店頭の専用マシーンであぶり焼きした「ロティサリーチキン」(フルサイズ=2,000円ほか)をメーンに、「オムライス」「ミートソーススパゲティ」や「ナポリタン」「ビーフカレー」(各700円)の定番洋食をそろえる。ソースは、10キロの鶏ガラと香味野菜を5時間以上煮だしたうま味たっぷりのブイヨン、国産牛をふんだんに使って3日以上かけて作るブラウン系ソースなどでこだわりをみせる。

 ランチは、ロティサリーチキンがメーンの「Aプレート」(サラダ・バゲット・ドリンク付き、1,200円)、スパゲティメニューの「Bプレート」、ライスメニューの「Cプレート」(サラダ・ドリンク付き、各950円)の3種類。ディナーは、豚のテリーヌ「パテドカンパーニュ」(700円)、「ジャガイモのガレット」(500円)、「鶏もものリエット(バゲット添え)」(600円)などのアラカルトメニューも用意する。

 ドリンクは、自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「大月珈琲」プロデュースによる「カフェラテ」(400円)、「エスプレッソアメリカーノ」(380円)のほか、グラスワイン(500円)などのアルコールも。

 「お客さまのほとんどが地元の方を中心としたリピーターに恵まれている」と阿部さん。全メニューテークアウトも可能。「20人程度のパーティーにも対応するので気軽にご利用いただければ」とも。

 営業時間は11時45分~15時、17時~22時(木曜は夜のみ)。日曜定休。

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