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「自由が丘 デュ アオーネ」開業まで1週間 内部を先行公開

自由が丘北口・学園通り沿いに面した商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」ファサード。屋外にウッドデッキの大階段などを設け、常時開放の「アウターモール」として設計している。

自由が丘北口・学園通り沿いに面した商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」ファサード。屋外にウッドデッキの大階段などを設け、常時開放の「アウターモール」として設計している。

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 イオンモール(千葉市美浜区)は10月13日、旧「ピーコックストア自由が丘店」(目黒区自由が丘2)跡地に建設した商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」を報道関係者向けに公開した。オープンは10月20日。

【写真】テニスコート9.7面分のウッドデッキが広がる3階「テラス」全景

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 同施設は、自由が丘北口・学園通り沿いにあり、地下2階・地上4階建て。敷地面積は約3500平方メートル、延べ床面積は約9500平方メートル。「自然と自然に落ち着ける場所」をコンセプトに、3階部分には地域の人が憩い集える約1000平方メートルの屋外ガーデンテラスを設置。「街歩き」を楽しむ住民・来街者が多い自由が丘の街との一体化を目指す、常時開放の「アウターモール」として設計している。

 フロア構成は、地下2階=「ピーコックストア」、地下1階・1階=ライフスタイル・食の「マルシェ」、2階=路面店のように専門店が軒を連ねる「パサージュ」、3階=ガーデンテラスとレストラン「テラス」、4階=ペントハウス、屋上階=富士山が見える眺望スポット「Harappa(はらっぱ)」。

 施設の入り口部の大階段をはじめ、2階・4階の通路、3階・テラスに東京・多摩産材のヒノキを取り入れた。中でも「施設の顔」と位置付ける3階・テラスはテニスコート9.7面分のウッドデッキが広がる。テラスの植栽エリアには、地域の自然環境に適した草花や樹木を植え、生物多様性の保全の取り組みとして、地域を飛来する鳥が羽を休めるバードバスや巣箱も設置した。屋上階に設けた植栽エリアは、土に雨水を保水する機能を持たせ、蒸散による気化熱で温度を下げる「脱ヒートアイランド」の効果も狙う。

 再出店となる地下2階・ピーコックストアは、学園通りに面したエスカレーターで入店。店内中央に催事などを行うコミュニティースペース「リバティヒルズ」を設け、そこから放射線状に配置したゴンドラ(陳列棚)が特徴。併せて、常時250種類以上のワインをそろえるリカーコーナー、時短・簡便商品のニーズに合わせた冷凍食品コーナー、目の前で焼きたてピザも提供するデリカコーナーなどを用意する。

 専門店・レストランは、首都圏初の新業態6店を含む全26店。1階=フルーツジュース・フルーツスイーツ「一果房(いちかぼう)」、喫茶「TSUBAKIYA(ツバキヤ) Jiyugaoka」、チーズスイーツ専門店とかりんとう専門店の複合業態「ウメダチーズラボ/CARIN&(かりんと)」、食品・ライフスタイル雑貨「アコメヤ トウキョウ」、京都発のベーカリーカフェ「GRANDIR(グランディール)」など。

 2階=クロワッサンに特化した「サンマルク」の新業態店「RISTRETTO&CROISSANT LABORATORIO (リストレット&クロワッサン ラボラトリオ」、地元・長野の酒なども取り扱う食をテーマにしたライフスタイルショップ「Three little song birds(スリーリトルソングバーズ)」、履き心地やデザイン、素材、製法を基準にセレクトした靴をそろえる「Natural Shoe Store(ナチュラルシューストア)」など。

 このほか、3階のレストラン(4店舗)は11月から順次、オープンを予定する。

 清田宏道東日本支社首都圏事業部長は「来店者数は年間200万人が目標。30~40代のファミリー層をメインターゲットに、20~30代の共働き世代、50代以上のアクティブなシニア層まで幅広い顧客層に向けて訴求していく」と意気込みを見せる。

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