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イデー自由が丘で陶芸作家・伊藤利江さん作品展-鳥のオブジェ作品一堂に

伊藤利江さん作品展「Flyway」から、ふっくらとした鳥のフォルムが愛らしい新作の置物「plump bird」

伊藤利江さん作品展「Flyway」から、ふっくらとした鳥のフォルムが愛らしい新作の置物「plump bird」

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 イデーショップ 自由が丘店(目黒区自由が丘2、TEL 03-5701-7555)で現在、陶芸作家・伊藤利江さんの作品展「Flyway」が開かれている。

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 1974(昭和49)年生まれの伊藤さんは、高校時代より陶芸を始め、大阪芸術大学大学院芸術制作研究科を修了。これまで陶製のオブジェ作品を数多く手がけ、中でも「鳥」をモチーフにした作品は、そのしなやかで美しい曲線と色合い、温もりを感じさせる質感などが人気を集めている。

 昨年に続いて2回目となる同展では、鳥のオブジェ新・旧作品をメーンに展示。新作は、テラコッタタイル風の「ceramic plate」(1万5,750円)、その名前の通りふっくらとした鳥のフォルムが愛らしい置物「plump bird」(6色=6,300円)。代表作「wall bird」(9,975円~)や、新たに模様のバリエーションも加わった小物トレー風「bird tray」(1万500円、1万2,600円)、はし置き「bird rest」(1,890円)など全作品を一堂にそろえる。作品は一部受注制作で、制作期間は会期終了後1~2カ月。

 今回は販売前のプロトタイプも展示しており、コザクラインコのつがいの姿を表現した「love bird」は、伊藤さんが敬愛するスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンさんの工房で今年6月から制作が始まったもの。「通常は鯛焼きを作るのに似た『合わせ型』で成形しているが、今回は石こう型を作ってそこに流し込む『鋳込み』の手法」(伊藤さん)でボディーを成形、工房の職人たちが一つひとつ手がけるという。

 自身も鳥を飼い、その姿をとらえたスケッチがきっかけとなって生まれたという鳥のオブジェ。「きれいなところに飾ってもらうというよりは、本棚の一角など日常的なお気に入りのシーンで取り入れやすい作品を提案していきたい。ぜひ実物を手にとって触れていただき、作品がお客さまのところへ『Flyaway』できれば」と伊藤さん。

 営業時間は11時30分~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。11月3日まで。

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