自由が丘南口の九品仏緑道で11月27日夕方、「Marie Claire Christmas 2010」クリスマスツリー点灯式が行われ、さっそく記念撮影をする来街者でにぎわった。主催は自由が丘南口商店会。協力は目黒区、世田谷区、東京急行電鉄(渋谷区)、自由が丘商店街振興組合。
石畳の並木道が数百メートル続く同所に設置されたツリーは、「街の中に生きたもみの木を飾ることで自然の偉大さと大切さ身近に感じてもらいたい」(同商店会)と、群馬県嬬恋村産・樹齢30~40年のモミの木を根付きのまま運び込んだ。
「届けよう、私の想いを。伝えよう、あなたの願いを」をテーマに、全体を暖色のLED電飾でライトアップし、先月開催した「自由が丘女神まつり2010」チャリティー募金協力者が願い事を書いたシラカバのオーナメントを飾り付けた。
日も沈み始めた17時すぎ、青木英二目黒区長と子どもたちのカウントダウンでLED電球が一斉に点灯。同時に、参列した東急東横線自由が丘駅の伊藤駅長はじめ、渋谷・横浜・中目黒・田園調布・日吉・菊名・目黒・大岡山・蒲田の東急電鉄各駅長が敬礼して一足早いクリスマスを祝った。
同所は目黒区・世田谷区の両区がまたがる地域のため、これまで区役所公園課からクリスマスツリーの設置許可が下りなかったが、今年ようやく協力が得られたという。自由が丘南口商店会の志村元道会長は「ここにクリスマスツリーを設置するのが長年の夢だった。これからも緑道の自然を大切にし、安心・安全な街づくりに努力したい」とツリーを前に笑顔を見せた。
ツリー展示終了後は、環境に配慮してもみの木は産地の森へ、オーナメントも土に帰す予定。イルミネーションの点灯時間は16時30分~24時。12月26日まで。