![刊行された「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」の表紙に使われている、大橋歩さんの版画](https://images.keizai.biz/jiyugaoka_keizai/headline/1310080575_photo.jpg)
駒沢の自由通り沿いにある「イオグラフィック ショップ アンド ギャラリー」(目黒区東が丘2、TEL 03-5779-7389)で7月7日、大橋歩さんの挿絵版画展が始まった。
雑誌「an・an」連載中の村上春樹さんのエッセー「村上ラヂオ」が同日、「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」として刊行されたのを記念して開かれた同展。同エッセーは2000年から1年間連載されて人気を集め、今回10年ぶりに連載復活。大橋さんは前回連載時より挿絵版画を担当している。
大橋さんは1940(昭和15)年三重県生まれ。多摩美術大学油絵科在学中に描いた「メンズクラブ」のイラストレーションがきっかけで、1964(昭和39)年「平凡パンチ」表紙を創刊号から7年間担当。その後、数多くの広告や雑誌で活躍し、2002年には企画・編集・出版までを自身が手掛ける季刊誌「Arne」を創刊、2007年には同ショップ&ギャラリーオープン、2010年には大人の洋服「a.」発表と幅広く活躍を続けている。
同展では、大橋さんが手掛けた銅版画54点を展示。作品サイズは270ミリ×280ミリで、作品は全て販売も行っている(各2万7,300円、額縁込み)。期間中、「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」の書籍も販売される。
営業時間は12時~18時。今月13日まで。