駒沢オリンピック公園中央広場(世田谷区駒沢公園1)で10月15日・16日、がん患者支援チャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン 2011 in 駒沢公園」が開催される。主催は日本対がん協会ほか。
がん経験者とその家族、医療関係者、一般市民らが、交代で24時間歩きながら思いや体験を語り合うチャリティー交流イベント「リレー・フォー・ライフ」。1985年にアメリカで始まり、現在は世界20カ国以上で開催。日本では2006年、茨城での開催から各地に広がり、現在は30カ所以上の地域で開催されている。
メーンイベントは、がん経験者「がんサバイバー」でもある女優の倍賞智恵子さんらがメッセージを記した横断幕を手にリレー・ウオークを先導する「サバイバーズ・ラップ」を皮切りに、有志参加者が敷地内を交代で歩くリレー・ウオーク(15日12時~)。歩きながら寄付金を募り、日本対がん協会を通じてがん患者の支援やがんの予防、研究に役立てられる。東日本大震災被災地のがん患者や医療機関への支援にも充てられる予定。
そのほか、会場ではがん患者への励ましとがんで亡くなった人を追悼するキャンドルセレモニー「ルミナリエ」(15日17時30分~点灯)やトークショー、さまざまなジャンルの音楽演奏、がんサバイバーによる写真展などの催しも。
「リレー・フォー・ライフの趣旨を基に、私たち独自の大会テーマとして『フィール(感じる)』を掲げた。この大会を通じて、今を生きていること、生活していること、イベントに参加し共に生きていることなどをあらためて考えるきっかけとなれば」と同イベント実行委員長の中村勝喜さん。
開催時間は12時~翌12時。入場無料。リレー・ウオーク参加費は1,000円(がん経験者、中学生以下は無料)。