東横線・都立大学駅前の「Quantum Gallery & Studio(クァンタムギャラリーアンドスタジオ)」(目黒区中根2、TEL 080-5009-5212)で現在、「錆(さ)び・サビザマ」展が開かれている。
都立大学駅周辺の店主が集まり、さまざまな内容でワークショップを開いて好評を集めている「とりつば」。今回は同グループメンバーで、アートディレクターとして活動するアンティークショップ&ギャラリー「Horta」の増沢隆樹さんが、金属の腐食「さび」をテーマにした作品展を企画した。
買い付けなどで海外に行くようになり、街並みの古さの中に「さびた」ものが多くあることに気付いたという増沢さん。「古いもの、さびていくものもすてきだと思った」ことから、さびに興味を持つようになったという。
同展では、増沢さんが世界中から集めた古道具や、かつて建物の一部だったものの中から厳選した「さび」作品を一堂に展示。フォトグラファーで同ギャラリーを運営する田村融市郎さんも、さびを切り取った写真・映像作品を出展する。さらに、さびをイメージしてセレクトした音楽も加えて「さび」の世界観が楽しめる内容に。
期間中、「サビザマ パーティー」(12月10日20時30分~)も予定。さびたものを持ち込めば誰でも参加できる「さびオークション」も開く。参加料は1,000円(食事代)。
「見ていただいた方には、さびの美しさ・はかなさに気付いていただけたら。そして企画やパーティーを通じて『さびファン』が増えたらうれしい」と増沢さん。
営業時間は13時~20時。12月11日まで。