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新潟生まれの糀専門店「古町糀製造所」が自由が丘に都内初出店

Luz自由が丘1階に出店した糀専門店「古町糀製造所 自由が丘店」

Luz自由が丘1階に出店した糀専門店「古町糀製造所 自由が丘店」

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 自由が丘北口に2月1日、新潟生まれの糀(こうじ)専門店「古町糀製造所 自由が丘店」(目黒区自由が丘2)がオープンした。運営は、おむすび専門店「銀座十石」などを手掛ける和橋商店(中央区)。

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 みそ、みりん、日本酒などの発酵食に欠かせない糀は、蒸した米や大豆、麦などの穀物に糀菌を繁殖させたもの。一般的には「麹」と表記するが、原料に米を使ったものを「糀」とも表記する。糀はぬるま湯に浸すと濃厚な甘みを醸し出し、ビタミンなどの栄養価も高いことから江戸時代には夏の栄養ドリンクとして好まれていたという。

 食材の勉強で訪れた新潟のみそ蔵や酒蔵で出合った糀に注目した同社は2009年、「古町糀製造所」(新潟市)を開業。酒かすに砂糖を入れた甘酒とは異なり、米と米糀のみで甘さを引き出した糀ドリンクをメーンに糀関連商品をそろえる。2号店となる自由が丘店は東京初出店。

 出店場所は、商業施設「Luz(ラズ)自由が丘」1階。店舗面積は約5坪。店内は対面式のドリンク販売をメーンに、本店定番商品や東京出店に合わせた新商品など取り扱う。

 オリジナル糀ドリンクは、本店とほぼ同じ内容で全20種類。「糀・柚子」(380円)や「糀・生姜豆乳」(420円)、「糀・林檎」(430円)、季節限定ドリンクも用意する。そのほか、みそのような味わいが特徴の塩糀を使った「糀スープ(茶豆)」(450円)、「みそたまパン」(180円)などの軽食メニューも。

 家庭で手軽に糀ドリンクが楽しめる定番瓶詰め「糀」「玄米糀」、ショウガ入りの「神社エール」(各500ミリリットル=1,575円)のほか、米のみでハチミツ風に仕上げた「柚子米蜜」(1,260円)、魚や肉などに塗って数時間漬け込むだけで西京漬けのような味わいが楽しめる調味料「お料理用 塩糀」(630円)などの新商品も投入する。

 同社・葉葺正幸社長は「(古町本店は)新潟米を使った事業で、人通りの少なくなった地元商店街を元気づけてほしいと相談を頂き出店したもの。店舗やオンライン販売を通じて全国からのお客さまが増え、今では『糀は地元の誇り』として受け入れられてきている」と話す。今後は「料理用塩糀を使った料理教室を自由が丘で開催する予定」とも。営業時間は11時~20時。

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