めぐろパーシモンホール(目黒区八雲1)大ホールで6月3日、「目黒区民交響楽団 第75回定期演奏会」が開催される。共催は目黒区芸術文化振興財団。
同楽団は、目黒区を拠点とするアマチュアオーケストラとして1974(昭和49)年に設立。年2回の定期演奏会を活動のメーンに、福祉施設や小学校でのミニコンサート活動にも取り組んでいる。
東日本大震災で沿岸部に大きな被害が出た宮城県気仙沼市と目黒区が友好都市協定を結んでいることから、同楽団では震災以降の定期演奏会で会場に募金箱を設置。昨年10月には、同楽団有志が同市小・中学校を訪問しミニコンサートを開くなど、音楽を通じた復興支援活動を行ってきた。
「聴衆の皆さんからの志と当団の資金を合わせ、約45万円を気仙沼市民のために寄金させていただいた。今回も会場で募金を呼び掛けたい」と同楽団団長の戸塚圭介さん。
当日の曲目は、ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲、ワーグナー「ジークフリート牧歌」、ラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調 作品27」。指揮は清水宏之さん。
13時30分開場、14時開演。料金は1,000円(全自由席)。チケットは同楽団サイト、同ホール窓口(10時~19時)で取り扱う。小学生とその保護者、中・高校生、65歳以上の高齢者、障害者と介助者1人を対象に計100人を招待する。問い合わせは同楽団サイトまで。