「オークヴィレッジ 自由が丘ショールーム」（目黒区自由が丘2、TEL 03-5731-3107）で6月29日、同店オープン記念トークイベント「森の恵みで日本を元気に」が開かれる。

　トークゲストは、作家で環境保護活動家のC・W・ニコルさん、レストラン「NARISAWA」（港区）の成澤由浩オーナーシェフ、木工総合メーカー「オークヴィレッジ」（岐阜県高山市）代表の稲本正さん。

　3人は「森」に深く関わる仕事を手掛けていることから、昨年の東日本大震災直後に人間と森との共存共栄を目指す共同声明を発信。森の再生を通して「持続可能な社会の創生」の重要性を訴えるシンポジウムなど開催している。

　今回のイベントでは、3人がそれぞれのフィールドで取り組む仕事やプロジェクトについて「カジュアルに語り合う」内容となる。C・W・ニコルさんは、自身が長年にわたって再生してきた「アファンの森」（長野県）に、震災で心を病んだ子どもたちを呼んでの自然体験などについて語る。

　成澤シェフは、自身のレストランメニュー・森の料理で来場者をもてなす。カンナの削りくずから取った「森のだし」や、クリの木の幹を粉状にしたものを混ぜて独特な甘みが楽しめる「森のパン」などを提供する。

　稲本さんは、日本の森に生育する木から精製した国産アロマオイルなど自社の木工製品を紹介。都会の日常に、自然に近い生活を取り入れる楽しさを提案する。

　「雑誌やテレビで『自然のライフスタイル』などとよく聞くが、では実際に何ができるのか分からない人も多いはず。3人の話には身近に実践できることもあるので、皆さんの自然環境に対する意識を高めてもらえたら」と稲本弾店長。

　17時30分開場、18時開演。参加料は3,000円。定員は30人。申し込みは同店サイトまで。