プレスリリース

VRを用いた水処理施設見学/栃木県壬生町立安塚小学校の児童を受け入れ

リリース発行企業:水ing株式会社

情報提供:

 水ing株式会社のグループ会社である水ingAM株式会社(社長:石川隆雄、本社:東京都港区)は2025年5月8日、当社が施設の運転管理業務を受託する壬生町水処理センターにおいて、小学生の社会科見学受け入れに協力しました。

写真:VRで下水処理施設を見学する小学生

背景と目的
 当社が施設の運転管理業務を受託する壬生町水処理センターでは、毎年地域の小学生の社会科見学受け入れを実施しています。自分たちが暮らす町の下水処理施設の見学を通じて、地域の子供たちに生活排水がどのような工程で浄化され、河川へ放流されるのかを学んでもらい、生活環境の維持と向上について考えるきっかけをつくることを目的としています。
 次世代を担う子供たちの教育に貢献するため、現場で働く当社社員も小学生への施設説明、汚水処理工程説明、現場見学説明などの協力を行いました。

水処理施設におけるデジタル活用 ~VR(仮想現実?Virtual Reality)~ 

写真:施設の写真と映像を投影するVR

 当社は、ICTやAI技術の導入、現場のデジタル化などを推進し、水処理現場におけるオペレーション業務の効率化、省力化に取り組んでいます。現場の運転管理効率化ツールの一つである「VR(仮想現実)技術」は、水処理施設の現場を没入空間で疑似体験できる技術です。移動が不要なため、時間やコストの節約が可能な上、通常時は立ち入りが禁止されている場所や危険な場所も、怪我無く安全に見学できます。 
 当社は、VRを活用し、効率的に技術の承継、研修・教育を進めています。

※VRを安全に体験してもらうため、今回はヘッドマウントディスプレイ(HMD)ではなくディスプレイに投影し、体験してもらいました。

当日の様子
 VR技術を活用することで、普段は入れない施設を、安全かつ臨場感をもって見学してもらうことができました。児童たちはVRでの施設見学に興味津々で「早く操作したい!」と順番を待ちきれない様子も見られました。所員の説明に熱心に頷き、自分の順番が終わった後はすぐさまワークシートにメモを取り、記録に残していました。
 VR体験の他にも、当社社員が企画協力した「顕微鏡を使った微生物観察」「水質実験」「施設(管制室)見学」など、下水道施設の大切さを知ることができる実験やイベントを体験してもらいました。参加した子供たちは真剣に説明を聞きながら熱心にメモを取っていました。「施設に入った水は何時間できれいになるの?」「1つのエアレーションタンクに微生物は何匹いるの?」「最終沈殿池からどうやって川や海に水を流すの?」など積極的に質問していただき、満足いただけた様子でした。
 当社は、今後も次世代の学びに積極的に協力し、社会の発展に貢献してまいります。

写真:ドローンで撮影した映像を用い、施設の見学

写真:水質実験の様子

写真: タブレットを用いてVR体験する様子

写真:顕微鏡で微生物を観察するする様子

社会科見学の概要

◇水ing(すいんぐ)グループについて◇
水ing(読み?すいんぐ)は、「生命の源である『水』を通じていつまでも社会に貢献し続ける『ing』」を経営理念に掲げ、水処理施設(浄水場、下水処理場、汚泥再生処理センター、し尿処理場、民間施設等)の設計・建設から運営、維持管理までをトータルに手掛けています(運転・維持管理の拠点は、国内約300か所)。地域の暮らしの課題に目を向け、安全安心な水環境を提供し続けるとともに、循環型社会の実現を目指しています。

公式WEBサイト

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