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奥沢D&Dで「松野屋の荒物」展-全国から集めた素朴な日用品を展示販売

松野屋が取り扱う「和ぼうき」(写真)は職人が一つ一つ手編みで仕上げる

松野屋が取り扱う「和ぼうき」(写真)は職人が一つ一つ手編みで仕上げる

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 環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT TOKYO」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)で現在、「NIPPON VISION GALLERY 松野屋の荒物」が開かれている。

こちらも松野屋の定番商品、篠竹(すずたけ)で編んだ「市場かご」

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 全国の伝統工芸や地場産業の一つ一つに焦点を当て、その技術や魅力、作り手などを紹介しながら「日本のいいもの」を月替わりで展示販売する企画「NIPPON VISION GALLERY」。

 今回取り上げた松野屋(中央区)は、1945(昭和20)年創業の「荒物雑貨」を取り扱う卸問屋。日常に便利な「暮らしの道具」をテーマに、ほうきやちりとり、竹かご、バケツ、トタンたらい、アルマイト食器、バッグ、財布、傘などさまざまな日用品を、日本をメーンに、時には海外からも集めている。

 単にセレクトするだけではなく、同社・松野弘社長が自ら全国の産地へ足を運び、現地の職人たちと生活と密接に関わりながら、より使い勝手の良い荒物を作り出しているという。

 今回取り扱うのは、ほうき(生産地=各地)、集金袋(東京)、がま口(大阪)、いぐさ買い物かご(岡山)、しちなりかご(新潟)、紳士用傘(東京)、飲み屋で使われている厚口グラスや韓国製マッコリカップのほか、「松野屋オリジナル」ヘビーキャンバストート、ギャルソンエプロン、市場かごなど。

 「大量生産品でも美術工芸品でもない、町工場や農村の職人たちが作る素朴な日用品がそろった。日々の暮らしの中で長く使える、丁寧な手仕事を実感してもらえたら」と同企画担当者。

 営業時間は12時~20時。水曜定休。4月29日まで。

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