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奥沢D&Dで「合羽橋プロの良理道具」展-道具で変わる料理の楽しさ提案

各種鉄鍋や業務用バッドなどもそろえる「NIPPON VISION GALLERY 合羽橋プロの良理道具-釜浅商店-」の様子

各種鉄鍋や業務用バッドなどもそろえる「NIPPON VISION GALLERY 合羽橋プロの良理道具-釜浅商店-」の様子

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 環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D & DEPARTMENT PROJECT TOKYO」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)で現在、「NIPPON VISION GALLERY 合羽橋プロの良理道具-釜浅商店-」が開催されている。

東京・合羽橋「釜浅商店」スタッフによる包丁研ぎ実演も好評

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 食にまつわるさまざまな業務用道具がそろう東京・台東区の合羽橋商店街。東京を代表する日本一の問屋街の魅力を再認識しようと、同展では1908(明治41)年創業の料理道具店「釜浅商店」(台東区)の商品を中心に「小さな合羽橋」の世界を再現する。

 釜浅商店が取り扱う道具は便利なキッチンツールではなく、使い込めば使い込むほどに手になじんで末永く使える「理(ことわり)のある道具=良理道具」がコンセプト。今回はその中から、日本の職人が手掛けた包丁や手打ちの行平鍋、業務用バットやずんどう鍋など約100アイテムをそろえる。

 同展向けにセレクトされた包丁は、片刃の和包丁(7,200円~9,400円)、両刃の洋包丁(5,040円~1万3,000円)をサイズ違いで3~4種類をラインアップ。刃はステンレス製とニッケル製があり、それぞれの特性から使う人のライフスタイルに合わせて選ぶのが「コツ」だという。

 手打ちによる美しい凸凹の表面が目を引くアルミ製「打ち出し行平鍋」(4,200円~1万3,000円)。アルミは打つことで強くなり、さらに熱が全体に均等に当たるのが特徴。「鍋の周りから沸々と煮立つので澄んだまろやかなだしが取れる。良い道具を使うと料理がおいしくできることを体感している」と自らも愛用者の阿部里奈店長。

 さび止めのニス塗りをなくしたことで面倒な空焼きの手間がなく、IH調理器にも使える「釜浅の鉄打ち出しフライパン」(直径18センチ~26センチ=4,600円~5,420円)。鉄ならではの高温で素材の水分を一気に飛ばし、香ばしく炒めることができるという。

 期間中、釜浅商店スタッフによる「包丁研ぎ実演と体験ブース」(4月21日13時~17時)、包丁の種類や使い方が学べる無料講座「d勉強の会『わかりやすい包丁のはなし』」(5月19日11時~12時30分、要予約)も開講。料理道具の相談などにも応じる。

 女性客だけでなく男性客も高い関心を見せているという同展。「合羽橋へ行ったことがないという人が多いので、この企画をきっかけに道具を使う楽しさ、コアな合羽橋の面白さを伝えられたら」

 営業時間は12時~20時。5月28日まで。

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