作家ものの器と雑貨の店「オチコチ」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3723-0104)で3月6日より、陶磁器作家・長峰菜穂子さんの作品展「Lace and Drape」が開催される。
1974(昭和49)年生まれの長峰さんは、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁器科卒業、茨城県工業技術センター窯業指導所釉薬研究科修了後、青年海外協力隊としてフィリピンで陶芸指導にも参加。2003年、女性作家3人による共同アトリエ「アトリエ線路脇」に築窯、現在は個展やグループ展などで活動している。
同店では、2008年の開店当初から長峰さんの作品を取り扱っており、今回の作品展ではドレープ模様の器をメーンに、ヨーロッパのアンティークレースと併せて展示販売する。
「長峰さんの作る渋染めの白と黒の器は、その色合いとエレガントなラインでヨーロッパの古い器のような趣が感じられる。今回はリムをレースのモチーフであしらった新作プレートもそろう予定。レースとともに長峰さんが作り出すドレープを楽しんでほしい」と同店オーナーの伊東さん。
作品ラインアップは、プレート、ボウル、カップ、ピッチャー、はし置き、花器などの作品とヨーロッパ製アンティークレースを予定。「直前に窯炊きを終えるため、会期前日の搬入でどんな作品がそろうのか、わたしたちも楽しみ」(伊東さん)。
営業時間は11時~19時。会期中無休。3月13日まで。初日の6日・7日は長峰さんが在廊予定。