衣類・アクセサリー・雑貨・食品などのフェアトレード商品を取り扱う「ピープル・ツリー自由が丘店」（目黒区自由が丘3、TEL 03-5701-3361）が現在、「ネパールの子どもたちへ本を届けよう！」キャンペーンを展開している。

　同キャンペーンは、同店のフェアトレードパートナーでネパールの生産者団体「クムベシュワール・テクニカル・スクール（KTS）」の女性たちが手編みしたニット製品の売り上げ1点ごとに、同団体が運営する「KTS小学校」の図書館へ本1冊を寄贈するもの。

　ネパールのカトマンズ渓谷にあるKTSは、「ポデ」と呼ばれる最下層カーストのコミュニティーを支援するために1983年設立された団体。現在は直接・間接雇用と合わせて2,500人を超える女性たちが手編みの仕事を得ている。同店はじめピープル・ツリー全体で取り扱う手編みニット製品の多くはKTSによるもので、過去16年間にわたってフェアトレードを行っている。

　同店を運営するフェアトレードカンパニー（世田谷区）担当者は「KTSが地域の子どもたちのために運営するKTS小学校では、新たに図書館を設立したが資金が足りずまだ十分な数の本がない」といい、「子どもたちの学びの環境に大きな変化をもたらす算数や地理、英語のスペリングや環境クイズ、物語の本などを贈る予定」だという。

　キャンペーンの対象商品は、レディス手編みニット製品約30種類（7,900円～）がメーン。同キャンペーンで「日本とイギリスのピープル・ツリーから、合わせて全生徒320人分の本を贈るのが目標」だという。

　営業時間は11時～20時。キャンペーンは同店ほか、表参道、銀座の直営店、全国の取り扱い店、オンラインショップなどでも展開する。