製菓製パン材料・器具販売の「クオカショップ 自由が丘」(目黒区緑が丘1)を運営するクオカプランニング(徳島市)は2月1日、同店が入るビルに同社初の製菓・製パンスクール「cuoca STUDIO」(同、TEL 080-4200-5395)を開校した。
同スクールは、レッスンを行う「スタジオ」(120平方メートル)、同社商品開発やテストなどを行う「ラボ」(53平方メートル)で構成。スタジオには、デッキオーブン(2段)、コンベクションオーブン、パティスリーチラー(急速冷凍庫)、ドウコンディショナー、中型ミキサーなど本格的な機器を完備する。最大収容人数は約50人(実習形式の場合は32人)。
少人数レッスンにも対応し、可動式パーティションでフロアを4区画まで間仕切ることも可能。インターネットでの動画配信や中継も可能な機器も備え、ユーストリームやユーチューブを使ってレッスン動画の配信も予定している。
スタジオ屋外のテラススペースには、お菓子作りで使うフルーツやハーブを育てる「キッチンガーデン」(57平方メートル)を併設。ユズやイチゴなど現在30種類ほどを植えており、レッスン受講生にはガーデニングの楽しさなども提案していくという。
同社の斎藤賢治代表取締役は「いい材料や器具を売るだけでなく、その使い方や作り方まで伝えていくのが私たちのミッション。子どもたちが『お母さんの手作りが一番おいしい』と感じる、それをお手伝いする会社でありたい」と開校に意欲を見せる。
自由が丘からのスクール事業展開については、「(本社のある)徳島から初めて東京へ進出する際、おしゃれでもあるけれど人がちゃんと生活をする街に出店したいと考え、選んだのが自由が丘だった。ここに根を下ろしてやっていきたい」とも。