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山形在住・66歳の現代アーティスト、自由が丘で個展-身近な素材で独自の世界観

スガノサカエさん(写真)が描くカラフルでオープンな作品には若いファンも多いという (写真撮影:Miura HARUKO)

スガノサカエさん(写真)が描くカラフルでオープンな作品には若いファンも多いという (写真撮影:Miura HARUKO)

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 自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY WORKSHOP(ディギナー ギャラリー ワークショップ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で現在、「スガノサカエ図画展『ハンバーガー』」が開かれている。

同展作品から、「ハンバーガーシリーズ」(2001年)(写真撮影:Miura HARUKO)

 スガノさんは1947(昭和22)年山形市生まれで、山形市在住の作家。20代には版画やクレヨン画などで気鋭の作家として注目されていたが、「絵を売るために作品を描くのではなく自分のために描きたい」と地元の魚市場に就職。早朝から昼までは市場で働き、午後から作品を描く半芸的な生活を32年間続けてきた。その間にも国内の美術展や展覧会で作品を発表してきたが、東京での個展は今回が24年ぶりとなる。

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 スガノさんの作風は「図画」と自ら総称するモダンアートのテイストで、ドローイングやコラージュ、立体などジャンルにとらわれない作品群が特徴。今回展示するのはダンボールをベースに描いた「ハンバーガーシリーズ」(2001年)を中心にした全35点で、作品には市場で手に入れた段ボール箱や木材など身近な素材を使う。

 会場エントランスにある連作は、「唇」「花」をモチーフに描いた女性性器を思わせるストレートでエロチックな同シリーズ作品。スガノさんの地元に初出店したファストフード店でハンバーガーを食べた時、トマトやレタスが「エロチックな『女性』に見えた」ことからシリーズが出来上がっていったという。

 「多くの人が作品を見た後でそうした性的素材に気付くが、カラフルでオープンな作品として独立しているため見る人に抵抗感がない」と話すのは、同展キュレーターhalkenLLPの三浦晴子さん。最初にフラットな感性で作品と出合えることで、「生きていることと切り離せない根源的なテーマもいやらしくならず、感性として受け入れられるようだ」と見る。

 制作時に下描きはせず、常に頭の中にある思いを一気に出し切るように「まず描く」というスガノさん。「生きていることは全て『つくる』こと。モダンアートは理解できないという人もいるが、自分から解放され、自由な目や心で(作品を)楽しんでほしい」とも。

 開催時間は12時~20時。9月23日まで(17日は休廊)。

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