碑文谷の「圓融寺(えんゆうじ)」(目黒区碑文谷1)で12月31日、同寺の建物壁面に映像を投影する大みそか恒例イベント「円融寺 除夜の鐘プロジェクションマッピング奉納」が行われる。
碑文谷の閑静な住宅街にある同寺は、平安時代に創建されたと伝えられる天台宗の古刹(こさつ)。毎年大みそかには、除夜の鐘つきの一般参加者を受け付けており、「寒い夜に除夜の鐘を待つ参拝者の方々に楽しんでもらいたい」と2012年から毎年、同イベントが行われている。
投影するのは、室町時代の木造建築で国の重要文化財に指定されている「釈迦堂」正面。幅約11メートル×高さ約10メートルサイズで映し出される。映像は、六本木ヒルズやテーマパークなどのプロジェクションマッピング作品を手掛けてきたコンテンツサービスプロデューサーの町田聡さんが中心となり、全国から参加する映像作家の作品を披露するほか、円融寺幼稚園児や近隣の子どもたちから募集した絵も投影を予定している。
併せて、今年は岡山・吉備津彦神社で行われている「大灯籠プロジェクションマッピング」と同寺をライブ中継でつなぐ新たな試みを行うという。
投影時間は21時~、21時30分~、22時~、22時30分~、23時~の計5回。雨天などで予定変更の場合は同寺ホームページで知らせる。
「除夜の鐘つき」参加受け付けは、鐘楼前で22時30分から整理券を配布する(108打限定、なくなり次第配布終了)。