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自由が丘の「純オーガニックコットン」専門店が10周年 天然素材の魅力広める

「メイド・イン・アース」の直営店として10周年を迎えた「ホーム・ルーム自由が丘」店内の様子

「メイド・イン・アース」の直営店として10周年を迎えた「ホーム・ルーム自由が丘」店内の様子

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 純オーガニックコットンブランド「メイド・イン・アース」(目黒区自由が丘1)の直営店「ホーム・ルーム自由が丘」(世田谷区奥沢7、TEL 03-5758-6639)が今年6月、開業10周年を迎えた。

「メイド・イン・アース」ブランドマネジャーの前田けいこさん

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 オーガニックコットン製品を手掛けるメイド・イン・アースは1995年創業。日本人に古くから天然素材として親しまれていた綿が、実は栽培や加工の過程で多くの農薬や薬品が使われていることを知った創業者の前田剛さん、前田けいこさんが「子どもたちの未来につながる、地球に優しい無農薬有機栽培綿=オーガニックコットンを広めていきたい」と同ブランドを立ち上げた。当時、オーガニックコットンは今ほど国内で普及していない時代だったという。

 同ブランドの製品は世界各国の第三者認証機関によって認証されたオーガニックコットンを使い、さらに製造段階でも独自の基準を設け、紡績、製織、製法などにも化学的な薬剤処理を行わずに天然の風合いを生かすという業界初の「天然100%の純オーガニックコットン製品」が最大の特徴。これらの製品を直接手に取って体験できる直営店を2007年、同所に移転オープンした。

 現在ブランドマネジャーを務めるけいこさんは「この10年間で、肌への負担に悩むデリケートな人が年々増えていると感じる」と話す。体を温める、皮膚への刺激を軽減するなどの基本機能に加え、天然素材の柔らかさに「癒やし」を求めるメンタルケアのアイテムとして購入する客も多く見られるという。

 使用する綿の産地は、アメリカ、ペルー、インド、アフリカなど。品種の特性を考慮して使い分け、製品の縫い糸にもオーガニックコットンを使うこだわりを見せる。商品は現在約500アイテムをラインアップし、吸水性が良く使うほどに柔らかさも増すという「スーピマ純タオル」(900円~3,700円)、肌あたりがなめらかな「吊天竺Tシャツ」シリーズ(メンズ=4,900円~、レディース=4,500円~)、「ガーゼパジャマ・パンツ」(7,000円)などが人気を集めている。

 中でも、前田さんが近年普及に力を入れているというのが同ブランドの下着と同じ綿を使った「布ナプキン」シリーズ(900円~2,000円)。肌のかぶれやムレに悩む20~40代の女性たちから支持を集めており、「下着の補助用品として体の冷えを防ぐ効果も期待でき、自身の体を見つめ直すきっかけにしてもらえたら」と女性目線でエールを送る。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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