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自由が丘の日本製雑貨セレクト店で革小物ブランド「irose」展 別注モデルも

katakana 自由が丘店で開催中の「irose」展では、独特のデザインで使いやすい財布やバッグなどがそろう

katakana 自由が丘店で開催中の「irose」展では、独特のデザインで使いやすい財布やバッグなどがそろう

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 国産革小物の財布やバッグを展示販売する「irose」展が現在、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で開かれている。

ブランド定番商品「paper craft」シリーズから「ロングウォレット」

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 「irose(イロセ)」はデザイナーの高橋源さん・大さん兄弟による東京生まれの革小物ブランドで、ブランド名は「色」の語源とされる古語「いろせ(=兄弟)」に由来する。洋服メーカーに勤めながら趣味でバッグを作っていた兄の源さんが「バッグ製作を仕事にしたい」と、かばんメーカーに勤めていた弟の大さんに声を掛け、「自分で一からモノを作りたい」と思っていた大さんがそれに応じる形で2003年、創業した。

 まず目を引くのが、建築物や折り紙を想起させる立体的で軽やかなデザイン。使いやすさにこだわった設計に加え、日本の職人技術で革を「異素材」調に加工するなどウイットを感じさせるアイテムをそろえる。

 開業時から同ブランドの商品を取り扱ってきた店主の河野純一さんが「最初に目を奪われた」と話すのが、手作業で豚革にシワ加工を施した定番商品「paper craft」シリーズで、和紙のような手触りと風合いが特徴。同シリーズの「ロングウォレット」(=長財布、3万1,000円)は中を開けると小銭やカードが一度に見渡せ、取り出しやすい蛇腹構造になっている。

 河野さんによれば「これを見た海外のお客さまから『とても日本的だ』と言われる」というのが、タンニンでなめした牛革の1枚革を折り紙のように畳んだシンプルな構造が特徴の「シームレス」シリーズ。手のひらサイズの「ミニウォレット」(1万2,000円)は折り畳んでゴムバンドで留める仕様。8色展開で、中でも福岡の染色工房「宝島染工」が加工した「インディゴ色」は使うほどに色に深みが増して経年変化が楽しめる。

 同店別注「ポップアップ ロングウォレット」(3万3,000円、以上税別)は、同店のブランドカラー・レッドとネイビーのツートンカラーに染めた牛革を使ったもので、店名「katakana」の刻印入り。ラウンドファスナーを開けると中が飛び出すように現れる型で、カード入れを挟んで小銭、札入れが見渡せて使いやすい。

 そのほか、パンチングした牛革を使った籠型トートバッグ「KAGO」シリーズ、親指の腹でフラップを持ち上げて開閉する財布や名刺入れ「RICRAC」シリーズなど多数そろえる。自身も愛用者だという河野さんは「iroseのアイテムは1回使うと、使い心地の良さを感じてリピーターになる方が多い。初めての方にはこの機会にファンになっていただけたら」とも。

 営業時間は11時~20時。12月14日まで。

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