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大阪発・食パン専門店「嵜本」、田園調布に東京初出店 2斤900円から

嵜本将光社長が手にしているのは、定番の「極美“ナチュラル”食パン」「極生“ミルクバター”食パン」のパッケージ商品「28mm style」

嵜本将光社長が手にしているのは、定番の「極美“ナチュラル”食パン」「極生“ミルクバター”食パン」のパッケージ商品「28mm style」

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 大阪発の食パン専門店「嵜本(さきもと)東京田園調布店」(大田区田園調布2)が12月5日、東横線・田園調布駅前にオープンした。経営はドロキア・オラシイタ(本社=大阪市)。

「トーストせずにそのまま楽しんでほしい」という「極生(ごくなま)“ミルクバター”食パン」

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 「嵜本」は、チーズタルト専門店「PABLO(パブロ)」を展開する同社が昨年立ち上げた新業態。嵜本将光社長は「娘のアレルギーがきっかけで、子どもたちに安心して食べてもらえる卵・乳不使用のパンを作りたいと考えた」と言い、製法・配合・焼き加減にこだわった食パンを開発。「極美(ごくび)“ナチュラル”食パン」「極生(ごくなま)“ミルクバター”食パン」の定番商品2種類を提供する。

 これまでに大阪・難波、梅田駅前、あべの駅前の3店舗を出店。東京初進出の出店地に田園調布を選んだことについて、嵜本社長は「『嵜本』の食パンは素材や製法にこだわったハイエンド商品。本物を見極め食に厳しい目を持つ方が多く住むこの地で支持を得たい」と意気込む。

 場所は田園調布駅(東口)に面した通り沿いのビル路面店で、旧「神戸屋キッチン田園調布店」跡。店舗の約半分は工房で、1日4回焼きたてを提供する。白と茶色を基調とした店内にはカフェスペース(10席)も設け、トーストやドリンクのテークアウトにも対応する。

 ラインアップは、卵・乳を使わず湯種製法でしっとりした食感が持続するという「極美“ナチュラル”食パン」(2斤=900円)、22時間かけてじっくり低温発酵させるという生地からは北海道産の牛乳と生クリーム、国産バター、蜂蜜などの素材のうま味と甘味が感じられる「極生“ミルクバター”食パン」(同950円)、角食パンを約4枚切り(=28ミリ)の厚さにカットして1枚ずつパッケージしたランチ・手土産向け商品「28mm style」(極美=280円、極生=300円)。

 関連商品には、「極生“ミルクバター”食パン」をオーブンで2度焼きした「嵜本のラスク」(300円)、同社が大阪・難波で展開するジャム専門店「& jam(アンドジャム)」のオリジナルジャム「jewel jam」シリーズ(全16種=680円~)もそろえる。

 イートインメニューでは、食パン(極美=280円、極生=300円)をベースに、16種類のジャムから選べる「3種のジャム」(200円)、「北海道バター」(100円)、「エシレバター」(300円)などを加えて「カスタマイズトースト」を提供。ドリンクは、「食パンに合うように焙煎(ばいせん)した」というオリジナルコーヒー「極美プレミアムブレンド」「極生プレミアムブレンド」(各500円)をサイホンコーヒーで提供する。

 嵜本社長は「食の安全・安心、そして長く愛される食パン作りに真剣に取り組んでいる。まずは今までにない食パンを体験・体感していただけたら」と言い、「季節に合わせてパンを『ギフト』として贈る文化も作っていきたい」とも。今後も引き続き東京エリアの出店を予定しているという。

 営業時間は11時~18時。

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