自由が丘経済新聞の2018年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、台湾発パイナップルケーキのテークアウト専門店として自由が丘にオープンした「SunnyHills To-Go at Jiyugaoka」を扱った記事だった。
2位は、自由が丘最大のイベント「第46回自由が丘女神まつり」記事。3位は、大阪発・食パン専門店「嵜本(さきもと)」の東京初出店を伝える記事だった。
ランキングは今年1月1日から12月13日までに配信したヘッドラインニュースのPV数を集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 自由が丘に台湾発パイナップルケーキ「サニーヒルズ」 2号店はテークアウト専門(5/2)
2. 「自由が丘女神まつり」開催迫る ジュンスカ、相川七瀬さん、八代亜紀さんら出演(10/1)
3. 大阪発・食パン専門店「嵜本」、田園調布に東京初出店 2斤900円から(12/9)
4. ローソン世田谷奥沢五丁目店に「函館市アンテナショップ」 東京2号店(9/29)
5. 自由が丘の日本製雑貨セレクト店で「柴田慶信商店の曲げわっぱ展」 弁当箱15形(9/4)
6. 自由が丘にキングジム「トフィー」アンテナショップ 併設カフェで家電の比較テストも(1/13)
7. 自由が丘で国産バッグブランドの期間限定店 外国で支持受ける技術とデザイン(2/19)
8. 東横線・大井町線自由が丘駅に女性駅長 「街も駅も一緒に盛り上げていけたら」(7/19)
9. 自由が丘にシーズニングフレンチフライ専門店 紅茶との組み合わせを提案(1/4)
10. 自由が丘に「軽量」自転車専門店 持ち運べる折り畳み電動アシスト自転車も(9/26)
台湾の伝統菓子・パイナップルケーキのブランド「SunnyHills」の記事は、2018年上半期PVランキングに続いて年間PVでも1位を獲得。日本人の嗜好(しこう)に合わせて開発した日本限定品を展開し、スイーツの街・自由が丘の人気店となっている。
2位「自由が丘女神まつり」の駅前特設ステージでは、自由が丘の街を宣伝する「自由が丘アンバサダー」に就任した歌手の相川七瀬さん、「自由が丘文化芸術大使」に就任した歌手の八代亜紀さん、ラジオ番組企画で「ホコ天フリーライブ」第1号を自由が丘で行うことになったロックバンドのJUN SKY WALKER(S)の出演があり、大いに盛り上がりを見せた。
3位の大阪発の食パン専門店「嵜本(さきもと)東京田園調布店」記事は、記事公開が12月だったにもかかわらず、上位にランクイン。昨年から人気の兆しを見せていた「高級生食パン」「食パン専門店」ブームもあって、多くの読者から関心を集めた。
4位、6位に「アンテナショップ」オープン記事がランクイン。4位「函館もってきました。」は、ローソンが自治体と連携した地域アンテナショップを店内に展開しているもので、北海道函館市地域の産品約90アイテムをそろえる。「今まで都心のアンテナショップやデパートの催事でしか購入できなかったが、今度は近所で買えるのがうれしい」との声も聞かれた。
8位「東横線・大井町線自由が丘駅に女性駅長」の記事は、東急電鉄で初の女性駅長となった曽我佳衣(そが・かえ)駅長について伝えたもの。まちのさまざまなイベントにも制服姿で出席し、地元との交流を積極的に図る姿は「女性のまち」自由が丘の象徴にもなっている。
近隣エリアの二子玉川や武蔵小杉に見られる駅一体型複合再開発に押されながらも、「小さな街」自由が丘は、まちの未来の姿と活性化の方向性をアート&デザインの視点から考えるイベント「自由が丘×東京芸大アート&デザイン・プロジェクト」を展開するなどさまざまな試みもなされた1年となった。来年のまちづくりにも注目していきたい。