オーケストラの世界について学ぶ勉強会「d SCHOOL わかりやすいオーケストラ」が3月26日、環八通り沿いにある家具・生活雑貨のデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT TOKYO」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752- 0120)で開かれる。
毎回さまざまなフィールドで活躍するゲストを招いて開く「d SCHOOL」。今回は「オーケストラ」をテーマに、1956(昭和31)年創立のプロオーケストラ「日本フィルハーモニー交響楽団」(杉並区)からゲストを迎える。
今回の企画は、D&DEPARTMENTがデザイン的観点から47都道府県の各地域を紹介する観光ガイドブック「d design travel」の東京号で、特集記事「東京に永遠に遺(のこ)したい活動:オーケストラとは何か?」のため同楽団を取材したのがきっかけとなった。
講座では、同誌発行人でD&DEPARTMENTディレクターのナガオカケンメイさんが聞き手となり、「交響曲ってなに?」「ソナタってなに?」「楽団はどうやって成り立っているの?」といった「知っていそうで実はあまり知らないオーケストラの世界」について解明していく。ゲスト講師は、同楽団トロンボーン奏者で室内楽演奏活動や音楽創作ワークショップでも活躍する伊波睦さん、同楽団マネジメントスタッフの山岸淳子さん。
合わせて、同楽団メンバーによる「弦楽四重奏団」の生演奏もあり、モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」ほかを演奏予定。佐藤駿一郎さん、岡田紗弓さん(以上バイオリン)、小中澤基道さん(ビオラ)、石崎美雨さん(チェロ)の男女4人によるハーモニーを楽しむことができる。
開催時間は19時30分~21時。参加費は5,000円、定員は50人。参加費の収益の一部は、同楽団が13年ぶりに開催する「第6回ヨーロッパ公演」の応援と、「社会的・教育的活動の充実」への支援として寄付される。申し込みは、ウェブ、店頭、電話で受け付ける。