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イデーショップ自由が丘でメキシコのテキストとクラフト展 ラグやバッグなど

「民芸の街」として知られるオアハカ州に住む先住民・サポテカ族が手掛けた「サポテック ラグ」

「民芸の街」として知られるオアハカ州に住む先住民・サポテカ族が手掛けた「サポテック ラグ」

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 メキシコで買い付けたテキスタイルやクラフトなどの手仕事品を紹介する展示会「Color of Mexico メキシコのテキスタイルとクラフト」が現在、イデーショップ自由が丘店(目黒区自由が丘2、TEL 03-5701-7555)で開かれている。

柄は水・雨・土・生き物などの自然がモチーフという「チアパス刺しゅう」

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 メキシコには現在も約70の先住民が暮らし、その多くはそれぞれの伝統を受け継ぎ、昔ながらのものづくりが盛んに行われている。そうした手仕事によるアルテサニア(民芸品)を求め、イデーのバイヤーがメキシコ4州を巡って買い付けてきたラグやクッションなど約400点を、同店とイデーショップ梅田店(大阪市)の2店で展示販売する。

 メキシコの手仕事品は「豊かな色彩感覚」「自由なクリエーション」が特徴で、同展担当者によれば「特にラグ、クッション、マルチカバーなどのテキスタイルは、伝統的な色や柄が表現されているものや、素晴らしい刺しゅうが施されているものも多く、その多様性と芸術性の高さには目を見張るものがある」という。

 「民芸の街」として知られるオアハカ州で、羊毛を使った織物作りが盛んなのがテオティトラン・デル・バジェ村。同村の先住民・サポテカ族が手掛ける「サポテック ラグ」は、羊毛を紡ぐところから染め、手織りまで一貫して作られる。サイズは約80×150センチで、価格は7万8,740円~10万8,000円。

 マヤ人の末裔(まつえい)である先住民族が多く住むメキシコ南部チアパス州は、村ごとにさまざまな織物があり、中でも標高約2000メートルの山間部にあるサン・アンドレアス・ララインサール村で織られているのが「チアパス刺しゅう」。ひし形のような模様が特徴で「柄の多くは水・雨・土・生き物など自然がモチーフとなっている」という。同テキスタイルを使った「チアパス刺しゅうのクッションカバー」の価格は8,640円~1万800円。

 メキシコシティの北東に広がるイダルゴ州テナンゴ地方に住むオトミ族の女性たちが手掛ける「オトミ刺しゅう」は、植物や動物、神話に登場する生き物をカラフルな糸で表現したもの。「オトミ刺しゅうのタペストリー」(約34×40センチ)の価格は6,480円。

 そのほか、「陶芸の街」として知られるハリスコ州トナラ村から「トナラの陶器のオブジェ」(約18×7センチ=4,320円~)や、メキシコでは「買い物バッグ」として愛用されているプラスチック製「メルカドバッグ」などもそろえる。

 営業時間は11時30分~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。4月1日まで。

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