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自由が丘駅高架下にスタンディング天ぷらバー「KIKU」 天ぷらやワインをセルフで

自由が丘駅北口の高架下、エトモ自由が丘内にオープンした「KIKU(きく)自由が丘」エントランス

自由が丘駅北口の高架下、エトモ自由が丘内にオープンした「KIKU(きく)自由が丘」エントランス

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 立ち飲み天ぷら「喜久や」を展開する一期一会(世田谷区)の新業態となるスタンディング天ぷらバー「KIKU(きく)自由が丘」が4月26日、東急東横線・大井町線自由が丘駅の商業施設「エトモ自由が丘」にオープンした。

カジュアルに楽しめる天ぷらメニュー(イメージ)

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 同社は2015年、「喜久や」1号店を恵比寿にオープンし、これまでに麻布十番、日比谷ミッドタウン、梅田ルクア(大阪市)など7店舗を展開。8店舗目となる自由が丘店は「忙しい都会で働く女性」をターゲットに、最初にレジで注文し、カウンターで天ぷらを受け取るセルフ形式を採用した。併せてテークアウトサービス「kikuya DELI」も導入する。

 場所は自由が丘駅北口の高架下、旧「マークス&ウェブ」跡。店舗面積は25坪。店内には、注文を受けて目の前で天ぷらを揚げるカウンター、ワインや日本酒をセルフサービスで楽しめるイタリア製ワインマシン「エノマティック」を備える。スタンディングカウンターは、ペット同伴も可能なテラス部分を含め40人前後まで入れる。カウンターや壁などに木材を使い、和テイストの食器類をそろえるなど、女性を意識したスタイリッシュな雰囲気に仕上げた。

 天ぷらメニューの人気5品は、おでんだしがしみた大根(200円)、えび(1尾=300円)、鶏から天(180円)、牡蠣(かき)(380円)、満願寺(250円)。アボカド(200円)などの野菜天、雲丹(うに)(450円)などの海鮮天、トマトとモッツアレラのカプレーゼ(1個=200円)などの変わり種も。他店同様、油煙が上がらない揚げ物調理器具「ドクターフライ」を導入したことで「食材の水分を外に逃さず、油ぎれも良くカラッと揚がる。テークアウトでもオーブンで3分程度温め直せば食感が戻る」という。

 ドリンクは「天ぷらの起源はポルトガルといわれている」ことから、ポルトガルワイン(グラス500円)をメーンに、仏スパークリングワイン(700円)、伊ワイン(600円)、日本酒各種(380円~)などそろえる。

 本間儀彦社長が「今後打ち出していきたい」と話すのが、入客数が少ない14時~17時(予定)に提供するハッピーアワー「アペリティーボ」。大手商社員時代のイタリア赴任で出合った、食事の前に軽食とお酒を楽しむ習慣からヒントを得たと言う。カウンターに常時5~6種類の食べ放題のフィンガーフードをそろえ、「この時間に早飲みがOKという方にセルフスタイルで楽しんでもらえたら」とも。

 広報担当の三笠崇仁さんは「自由が丘の玄関口にある店舗として食事としてだけでなく、待ち合わせや〆の一杯など、さまざまな形でご利用いただけたら」と話す。今後は自由が丘駅前という立地を生かし、交通系ICカードによるキャッシュレス決済を進め「サッと食べて帰れるよう会計待ちを無くしたい」とも。

 営業時間は11時~23時。

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