日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana(カタカナ)自由が丘店」(世田谷区奥沢5、TEL 03-5731-0919)で10月5日、9周年記念イベント「クマ展」が始まった。
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本製にこだわった日常雑貨がメインのセレクトショップとして2010(平成22)年10月にオープンした同店。文房具、食器、リビング雑貨、おもちゃ、食品、アパレルを取りそろえ、子どもから大人まで幅広い客層に支持されている。
9周年にちなみ「ク(9)マ」をテーマに、同店にゆかりのある新旧作家が制作した陶器やアクセサリー、オブジェ、ぬいぐるみなどの作品を取りそろえる。店主の河野純一さんは「自然界ではクマは猛獣の仲間になるが、童話や昔話の世界だとユーモラスな存在で、人間らしい一面も持っている。全国の作り手たちにそんなクマを思い思いに表現してもらった」と話す。
出展作家は、umeshiso工房(陶器)、浦田由美子さん(フェルト)、Crochet(ブローチ)、コシェルドゥ(張り子)、koma(レザー)、鈴木彫刻所(木工)、鈴木動物園前(張り子)、taji **(木工)、chitosek(バッグ)、ハイジ(ぬいぐるみ)、hitsujiの庭(木工)、Ben Yamaguchiさん(粘土)、前川幸市さん(陶器)、ムラバヤシケンジさん(木工)、mojojojo(ぬいぐるみ)、篠川理湖さん(フェルト)。
木の素材を生かして愛らしいクマのブローチを制作したのは、木を使った羊のオブジェを手掛ける「hitsujiの庭」田路恭子さんによる「クマブローチ」(3,800円)、家業の仏像彫刻などを手掛ける傍ら小さな作品も作る「鈴木彫刻所」の鈴木美央さんによる「木彫りクマブローチ」(5,500円)。
クマの生き生きとした姿を表現したのは、紙粘土や樹脂粘土でインパクト大の動物たちを作り出す「鈴木動物園前」によるユニークな「トイレットペーパーホルダー」(8,500円~)、樹脂粘土で物語の1シーンを思わせるクマの様子を捉えたBen Yamaguchiさんの「オブジェ」(5,500円、価格は全て税別)など。
9周年を迎えて河野さんは「地域の皆さんに支えられてたどり着いたこの9年間、いろいろな作り手との出会いで楽しい店を作ることができた」と振り返る。これまで河野さんが日本各地を回って取り扱った作家、メーカー先は400を超えるといい、「若手からベテランの方まで、これからも多くの作り手の方たちとkatakanaを作っていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~20時。今月18日まで。