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自由が丘でイラストレーター阪口笑子さん作品展 独特の青で描いた心象画など新作発表

イラストレーター阪口笑子さん作品展「潮騒の音それから、、」の出展作品から

イラストレーター阪口笑子さん作品展「潮騒の音それから、、」の出展作品から

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 イラストレーター阪口笑子さん作品展「潮騒の音それから、、」が6月27日、ギャラリー自由が丘(世田谷区奥沢5、TEL 03-6715-6551)で始まる。

「潮騒の音それから、、」出展作品から

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 新型コロナウイルス感染対策で約3カ月ぶりに営業を再開する同ギャラリーによる企画展。絵本作家としても活動するイラストレーター阪口笑子(えみこ)さんの新作約26点を展示発表する。

 阪口さんは1951(昭和26)年、和歌山県印南町生まれ。セツ・モードセミナー研究科卒業、東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)会員。イラストレーターとして数多くの個展などで作品を発表してきたが、2006(平成18)年に自身初となる創作絵本「ソラとスナウト」を発表。その後は、「たっちゃんしりませんか」「おかあさんあのね」(小峰書店)、児童文学者あまんきみこさんの作品を絵童話として描いた「名前を見てちょうだい 白いぼうし」(岩崎書店)などの絵本を多数手掛けてきた。

 今回の同展は、阪口さんが生み出す独特のブルーを使った心象画を中心に、初の試みとなる版画も展示する。阪口さんは同展の世界観について「海から吹く風や波の音がこだまする感じが好きです。イメージの広がりを手ですくっては絵を描いてきた私です。海が好きな訳は漁師の父親から譲り受けたものだと最近気づきました」(原文ママ)とコメントを寄せている。

 同ギャラリー担当者は「個性的な構図や色使いが新鮮で、興味深い作品がそろった。長年のファンにも見応えのある展示内容となりそうだ」と話す。各作品には阪口さんが書き下ろした文章も添えられ、作品と共に楽しむことができるという。

 開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。7月3日まで。

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