「マリオンクレープ」を運営するマリオン(渋谷区)が11月6日、自由が丘に新ブランド1号店「Le Nouveau produit par marion (ル・ヌーヴォー・プロデュイ・パー・マリオン)」(目黒区自由が丘1) をオープンする。
【写真】犬用メニュー「チーズヨーグルトとりんごのわんちゃんクレープ ~ホイップ風仕立て~」
マリオンクレープは1976(昭和51)年、渋谷公園通りの駐車場の一角にワゴン型店舗として出店。フランス発祥のクレープを「食べ歩き」ができるよう、紙で巻いて提供するスタイルを日本で初めて生み出した。翌1977(昭和52)年、原宿・竹下通りに出店した2号店は「クレープ=原宿の代名詞」を象徴する店舗として人気を呼び、現在、直営、FC合わせて全国に76店舗を展開する。
来年創業45周年を迎えることから「フランス本来のクレープに立ち返った進化系クレープ」として立ち上げた新ブランドは、国産小麦を使ったクレープ生地と北海道産生乳100%の生クリームを使うことで「口に入れた時に広がる香りや風味、口溶けの良さ」が特長という。
クレープ生地は具材に合わせて、そば粉を使った「ガレット」、国産小麦生地にほうれん草パウダーを混ぜた「サラダ」、国産小麦生地の「スイーツ」の3種類を用意する。
主なメニューは、アップルの酸味と生クリームの甘さをバランス良く合わせシナモンの香りでアクセントを加えたスイーツタイプ「アップルソテーとシナモン」(650円)、ランチやディナーにもお薦めというガレットタイプ「ホワイトソースとハムとエッグのチーズガレット」(980円)、ほうれん草生地と相性の良いサラダタイプ「ローストビーフとマッシュポテトのサラダ」(880円)。
このほか、マリオンクレープの利用客からリクエストが寄せられていたという犬専用メニュー「わんちゃんクレープ」も用意。ヤマザキ動物看護大学監修の元、「食べ合わせやアレルギーなどの安全性にも配慮して」メニューを開発した。
「チーズヨーグルトとりんごのわんちゃんクレープ ~ホイップ風仕立て~」(380円)は、カッテージチーズとヨーグルトを合わせてホイップクリームに見立て、有機植物発酵エキスでチョコソース風味を作り、通常のクレープメニューと見た目もそっくりに仕上げた。
場所は自由が丘南口エリア、九品仏川緑道沿いの路面店。店舗面積2坪のワゴン風店舗で、店内キッチンで作りたてを提供する対面式のテークアウト専門店となる。
新ブランドについて、同社FC統括部の栗田直史課長は「コロナ禍の中で出店を決めたもので、当社の原点回帰から新しいスタイルをつくり出したいと考えた。『マリオンクレープ』は主に若年層や若い頃にクレープに親しんだであろう60~70代の層まで幅広い利用客があるが、『ル・ヌーヴォー』は新たに20~40代の女性に愛される店にしていきたい」と話す。
「わんちゃんクレープ」は「わんちゃん連れで散歩される方が多い自由が丘ならではのメニュー。ぜひわんちゃんと楽しい時間を過ごしていただけたら」と言い、今後は出店場所などのケースに合わせて提供していくという。
営業時間は11時~19時(季節に合わせて変動)。