写真家・野口恵太さんの写真展「無自覚の美」が10月16日、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まった。
写真展「無自覚の美」作品から|学芸大の書店で写真家・野口恵太さん写真展 ガラス越しに捉えた幻想的な花々の姿
野口さんは1988(昭和63)年、神奈川県生まれ。2014(平成26)年に中国へ移住し、写真を撮り始める。2018(平成30)年に帰国し、翌年には写真集「PLANKTON」を自費出版。2020年、写真集「FLOWER」を出版した。
野口さんが中国・青島での生活の中で目にした小さな花から始まる写真集「FLOWER」は、同展タイトルでもある「無自覚の美」をテーマに、ガラスを透過して見える幻想的な花々の姿を捉えた作品を収めたもの。今回の写真展では、その中から約20点の作品を展示する。
作品について、同店担当者は「変わらぬ美しさの中でさまざまな表情を見せる花たちは時にくっきりと、時にぼやけて見え、そこには花そのものが持つ本質的な美しさと共に、私たちが何かを美しいと感じる心そのものが写し出されている」と話す。
「目の前にある美を観照した先に、野口さんが見いだした『無自覚の美』。それは、真っ直ぐとたたずむ花々の写真を通して、私たちのすぐそばにあるものの輝きを提示している」とも。
会場では、写真集「FLOWER」(3,850円)やオリジナルプリントを販売する。
開催時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。11月2日まで。新型コロナウイルス感染症拡大防止による入場制限や事前アポイントメントを行う場合は、同店のツイッターで当日伝える。