TBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に登場したリビングルームの空間を借り切って体験できるレンタルスペース「逃げ恥スペース」(世田谷区奥沢6)が11月17日、期間限定でクリスマス仕様の内装に衣替えした。
同所は今年7月、空き空間の時間貸し仲介サイトを運営するスペースマーケット(渋谷区)とTBSテレビがコラボレーションし、期間限定でオープンした。2016(平成28)年に放送された「逃げ恥」の主人公・森山みくりとその夫・津崎平匡が生活していたリビングを、ドラマスタッフがオリジナル演出を加えて遊休スペースに再現したもので、「映像の中でしか楽しむことができなかった世界観を、実空間を貸し切りにして体験できるサービス」として提供している。
同所の利用者からは「再現率が高く、逃げ恥ファンとして夢のような空間」「ドラマと同じ食器やBGM、充実したオプションで(利用時間の)4時間があっという間だった」などの声がSNSで寄せられている。スペースマーケット広報の吉田由梨さんによれば、「ドラマのファンからの反響が大きく、地方からも要望があった」ことから、今年10月には「大阪スペース」もオープンしている。
今回のクリスマス仕様ではクリスマスツリーなどの室内装飾を施したほか、「これまで寄せられていた要望に応え、写真撮影のみを目的とした短時間利用者のためのプランや、劇中に出てきた『瓦そば』を短時間温めるだけで食べられる調理済みセットも用意した」(吉田さん)という。
「利用者は『逃げ恥』の根強いファンが多い。例えば1回目はカップルで利用し、クリスマスになったので2回目は女子会やパーティーをやりたい、というように使う人によって楽しみ方もさまざま」とも。
料金は1時間4,065円~。貸し出しプランは3時間セットの「朝昼プラン」、「撮影利用限定プラン」(最低1時間~)、「夜プラン」(同2時間~)」。利用人数は1~8人。そのほかオプションは別料金。「山口出身・平匡さん直伝『瓦そば』」は土曜・日曜・祝日のみで、価格は2人前=3,000円。
貸出期間は12月25日まで。利用予約は「スペースマーケット」サイトで受け付ける。