オーガニックスーパーマーケット「Bio c' Bon(ビオセボン) 自由が丘店」(目黒区自由が丘2、TEL 03-6421-2790)が6月24日、自由が丘北口エリアにオープンした。運営はイオングループで小売業を手がける「ビオセボン・ジャポン」(中央区)。
【画像】ビオセボン・ジャポン八木盛之社長と「ビオセボン自由が丘店」店内の様子
ビオセボンは2008(平成20)年、フランスで創業したオーガニック専門の小型スーパーマーケットチェーン。欧州で100店舗以上を展開していたが、2020年に経営破綻しカルフールが買収。日本ではビオセボン・ジャパンが2016(平成28)年、麻布十番に1号店をオープンし、独自に事業を拡大。これまでに東京、神奈川を中心に出店展開し、自由が丘店は28店舗目となる。
場所は、同店オープン前日に開業した商業ビル「NEWNO(ニューノ)自由が丘」1階路面で、売り場面積は34.8坪。既存店の中では小型店に位置付けられるが、同社担当者によれば「店舗面積30坪前後で、グロッサリーなどフルで商品展開できる。80坪前後の路面店のラインアップと比べて遜色ない」という。
商品の種類(SKU)は、輸入グロッサリー(772点)と国内グロッサリー(660点)が全体の約半分を占め、農産(148点)、デーリー(109点)、肉・魚(57点)、デリカ(136点)、健康食品などのウエルネス(429点)、バルクフーズ(量り売り=57点)、冷凍食品(80点)。
同店の特徴として「小さな子ども連れの利用客」を想定したウエルネス商品を充実させ、オーガニックもしくはそれに準ずるベビーフードやお菓子などを幅広くそろえる。このほか、「バルクフーズ」コーナーでは、ナッツ類やドライフルーツなどを20グラムから量り売りで購入でき、持ち込み容器にも対応。レジ横にはセルフサービスでいれるコーヒーマシンも備える。
店内の内装・設備には「環境に優しい素材」を導入。壁には火力発電所で発生する石炭灰や使用済みコーヒー豆などの廃棄物を、農産商品を並べる器具やレジカウンターには国産間伐材を使うなど「これまでにない環境に配慮した新たな取り組みにチャレンジした」(八木盛之社長)という。
八木社長は「かねて自由が丘に出店したいと考えていた。健康意識の高い都市部居住者が多いエリアだと思っている。オーガニック、サステナブルを感じてもらい、自由が丘の街の新しい魅力の一つとなれば」と話す。
営業時間は9時~21時。