写真家の桑島智輝さんによる写真展「distance(ディスタンス)」が8月13日、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で始まる。
【画像】写真家の桑島智輝さんによる写真展「distance」作品から
桑島さんは1978(昭和53)年、岡山市生まれ。2002(平成14)年に武蔵野美術大学を卒業後、鎌田拳太郎さんに師事。2004(平成16)年に独立後、ポートレートを中心に、雑誌や写真集、広告など幅広く手がけている。
2013(平成25)年、俳優の安達祐実さんを収めた写真集「私生活」(集英社)を発表し、翌年、安達さんと結婚。2019年には安達さんとの生活を収めた写真集「我我(がが)」を、翌2020年にはコロナ以前の旅とコロナ禍での自宅生活を収めた最新作「我旅我行(がりょがこう)」(以上、青幻舎)を発表した。
同展は、「私生活」「我我」に続く新シリーズ。「旅」をテーマに、2人が訪れた旅先と、コロナ禍の日常生活を往来する構成で57点の作品を展示する。
作品について、同店担当者は「夫であり写真家である桑島さんは、安達さんが持つ強いパブリックイメージと徹底的に争い、むき出しの人間性を引き出している。そこには物理的な距離や、写真家と俳優、そして夫婦という2人の関係性にとらわれることのない、曖昧で魅力的な距離感が写し出されている」と話す。
会期中には、同展のキュレーションや展示構成などを担当したギャラリー「POETIC SCAPE」(目黒区)のディレクター柿島貴志さんと桑島さんによるトークイベント、桑島さんによる撮影会の開催も予定しているという。
開催時間は12時~19時。水曜定休(9月14日を除く)。入場無料。9月14日まで。新型コロナウイルス感染症拡大防止により入場制限や事前アポイントメント制を行う場合は、同店のツイッターで当日伝える。