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駒沢で「東京ラーメンフェスタ」3年ぶり開催へ 常連店、初出店と多彩に

3年ぶりの開催となるラーメンイベント「東京ラーメンフェスタ2022」会場の様子

3年ぶりの開催となるラーメンイベント「東京ラーメンフェスタ2022」会場の様子

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 日本全国からご当地・有名ラーメンを一堂に集めたラーメンイベント「東京ラーメンフェスタ2022」が10月27日、駒沢オリンピック公園 中央広場で始まった。

第1幕提供ラーメン|せたが屋・ひるがお本店「はちきん地鶏の白醤油(しょうゆ)らーめん」と店主の前島司さん

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 2009(平成21)年に「東京ラーメンショー」として始まった同イベント。「東京ラーメンショーでしか食べられないラーメン」や、人気ラーメン店の店主らがタッグを組んだ「スペシャルコラボラーメン」などの提供で人気を集めてきたが、コロナ禍で2年にわたる開催中止を経て、3年ぶりの開催となる。

 第1幕(11月1日まで)、第2幕(11月2日~6日)の2部構成で展開し、提供するラーメンは総入れ替え制の計28種類(14種類×2部)。ラーメン販売はチケット制で、全て1杯1,000円。全11日間で約14万杯のラーメン提供を見込む。

 主なコラボ・イベント限定ラーメンは、第1幕=竹末東京Premium(プレミアム)(東京)「黒トリュフ薫る濃厚ホタテ鶏白湯(パイタン)」、東京味噌拉麺(みそラーメン)連合「シン・東京味噌ラーメン」、静岡 駿河拉麺會(かい)「駿河湾タカアシガニ出汁(だし) 極上塩らぁ麺」、第2幕=仙臺(せんだい)くろく(宮城)「特製ねぎダレ!牛タン塩中華そば」、活龍(茨城)「濃厚うにそば」、麺屋いく蔵(富山)「氷見イワシの富山ブラック『氷見ツの黒2022スペシャル』」。

 主な初出店・初提供ラーメンは、第1幕=酒麺亭 潤(新潟)「燕三条 背脂中華そば」、第2幕=麺処若武者(福島)「会津極上しおチャーシュー麺」、佐野ラーメン 麺屋ようすけ(栃木)「佐野ラーメン~UMAMI」、麺屋剛(鹿児島)「鹿児島豚骨ラーメン~剛麺チャーセージ黒豚しゃぶスペシャル~」 。

 第1幕で地元世田谷から出店して限定ラーメンを提供するのは、せたが屋・ひるがお本店「はちきん地鶏の白醤油(しょうゆ)らーめん」。店主の前島司さんが、出身地・高知県の食材を使って創作した。酢ミカンの一種で高知県特産の「ブシュカン」が添えられ、溶け出す果汁で爽やかな余韻が楽しめるよう工夫したという。

 同じく第1幕で「秋刀魚(さんま)だしらーめん」を提供するのは、大船渡黒船(岩手)と百麺(世田谷区)のコラボ。水揚げ量本州一を誇る大船渡のサンマと地元食材「南部どり」を合わせたスープに、岩手県産小麦100%の特注麺を合わせて「岩手ブランド」のラーメンに仕上げた。

 同イベント実行委員長で自称「日本一ラーメンを食べた男」の大崎裕史さんによれば、コロナ禍で開催できなかった2年間も開催実現に向け、その都度準備していたという。「その期間は本当につらかったが、来場者とラーメン店の皆さんの明るく楽しそうな顔を見たいとの思いで、開催にこぎ着けた」と笑顔を見せ、「感染対策を講じての開催となるが、久しぶりにご当地のおいしいラーメンを食べに来てほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時30分~20時30分(11月1日、6日は18時まで)。雨天決行。入場無料だが、入場時に「ラーメンチケット」を見せる必要がある。

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