自由が丘にある北海道産牛乳・乳製品のアンテナショップ「MILKLAND HOKKAIDO→TOKYO(ミルクランド ホッカイドウ→トウキョウ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3723-5700)で12月14日、「ミルクランド北海道 ミルク大臣就任記者会見」が開かれ、俳優の寺田心さんが出席した。
同店を運営する「ホクレン農業協同組合連合会」(札幌市)が展開する牛乳・乳製品の需要拡大を図るキャンペーンの一環。「ミルク大臣」に就任した寺田さんが「たのむぞ、牛乳。のむぞ、牛乳。」をスローガンに、牛乳・乳製品の魅力を発信していく。
牛柄のスーツ姿で就任会見に登壇した寺田さんは「牛乳で暮らしを守る。牛乳で作る、明るい未来。牛乳で、みんなを笑顔に」とミルク大臣の「マ乳(にゅう)フェスト」を発表。「牛乳や乳製品の魅力を皆さんに発信していく。牛乳、乳製品とともにこれからの明るい未来をつくっていければ。皆さんも一緒に牛乳を飲んでほしい」と熱弁した。
同キャンペーンのCM撮影で北海道を訪れた寺田さんは、牧場で牛と触れ合う機会があったといい、「酪農の現場で牛に触れ、酪農家の方から話を聞くことができて良かった。酪農の歴史を守りたいと思った。そして牛に触れたことで僕の夢でもある獣医師についても少し分かったような気がした」と振り返った。
幼少期から毎日牛乳を愛飲してきたという寺田さんは「牛乳はビタミンB2なども含まれていて、体が疲れている時に飲むと元気も出る」とも。
ホクレン農業協同組合連合会によれば、新型コロナウイルスの長期的な影響によるインバウンドの消失や外食産業の縮小に伴う過去最高水準の銃製品在庫量、急速に進んだ円安による輸入飼料価格・燃料価格などの高騰に伴う生産コスト上昇などから「酪農を取り巻く環境は非常に厳しい状況」という。
「今回のキャンペーンが消費者の牛乳・乳製品や酪農を考えるきっかけとなり、牛乳・乳製品の継続的な需要に結び付く展開を目指していく」とし、同店では今月15日から北海道産牛乳の消費拡大メニューとして「ミルク屋さんのクラムチャウダー」「北海道じゃがバターチャウダー」(以上660円)の新メニューを投入した。