旧「ピーコックストア自由が丘店」(目黒区自由が丘2)跡地に建設中の商業施設の名称が「JIYUGAOKA de aone(自由が丘 デュ アオーネ)」に決まった。イオンモール(千葉市美浜区)が7月3日、発表した。
「JIYUGAOKA de aone」2階部分のテラス(写真はイメージパース)
自由が丘北口・学園通り沿いにある同所は、前身となる「大丸ピーコック」が1968(昭和43)年にスーパーマーケットをオープン。2013(平成25)年からはイオングループ傘下となり、イオンマーケット(杉並区)が運営していたが、店舗建て替えに伴い2021年に営業を終了。事業主のイオンモールは翌年2月に着工し、今秋の開業を予定している。
計画概要によると、約3500平方メートルの敷地に鉄骨造の地下2階・地上4階建ての商業施設を建設。延べ床面積は約9500平方メートル。駐車台数は49台。
「施設の象徴」と位置付けるのが、2階部分に展開する約1000平方メートルのテラス。「インスピレーションの庭」をテーマに、同所でヨガや食物販マルシェ、子どもも楽しめるワークショップなど「体験型交流イベント」を開催し、「コミュニティーが生まれ、育まれる環境を創造する」という。
施設内にはスーパーマーケットをはじめ、ライフスタイル雑貨やインテリア、トレンドファッション、「エリア初」という食物販など27の専門店出店を予定している。
同施設開業に合わせ、旧店舗敷地内に設置されていた「自由ケ丘学園小学校・トモエ学園小学校記念碑」を再設置することも発表した。同所は黒柳徹子さんのベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の舞台となった母校・トモエ学園の跡地で、記念碑は現在、地元・自由が丘商店街振興組合が一時保管している。