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全員ハーフのアート集団「HArts」、自由が丘のカフェでイベント

Hartism Vol.1 ~『原点』~告知ポスター

Hartism Vol.1 ~『原点』~告知ポスター

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 自由が丘南口エリアのカフェ「SPOON BREAD(スプーンブレッド)」(目黒区緑が丘2、TEL 03-5731-6262)で5月31日から、主に日本と外国のハーフだけで構成された芸術集団「HArts(ハーツ)」のアートイベント「Hartism Vol.1 ~『原点』~」が開催される。

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 「HArts」は、ミクシィのコミュニティーをきっかけに2006年4月に設立。2つ以上の文化背景を持つハーフたちが独自の感性で創り出すアートを一つのブランドとして確立しようと、絵画、イラスト、写真、デザイン、彫刻、映像、音楽、ダンスなど幅広い分野で活躍するハーフのアーティストたちが集まった。

 同集団代表で、イギリスと日本のハーフのジェイミー・ベルトンさんは「今でもハーフは、どこの国に行っても外国人として扱われることが多いのが現状。回りの人とは違うことで、多くのハーフは幼少のころから人との『交流』の大切さを実感しながら育ってきている。国籍、宗教、言語の異なるメンバーをつなぎ合わせているアートを通じて、外国を見近に感じてきた我々が国際交流や世界情勢への関心を推進し、日本と世界の架け橋になれるような活動していきたい」と話す。

 前回から半年間の充電を経て開催される今回のイベントは、彼らの表現したいものをもう一度再確認しようと「原点」を制作テーマに、油絵、日本画、鉛筆画、写真、キャンドルアート、イラスト、コラージュ、書道、マンガ、エディトリアルデザインの計20人のアーティストによる作品が集まった。

 イベント初日には、アートパフォーマンスも開催。メークアップ、ポエトリーパフォーマンス、ライブバンドなど7人のアーティストが出演し、「HArts」の活動を紹介するプロモーションビデオの上映も行うなど「今までのイベントの中で一番クオリティーが高い」と自信を見せる。

 今回のイベントは、初めてハーフ以外のアーティストも参加する。「『交流』が大きなテーマであるHArtsにとって、ハーフだけでイベントを行うのも矛盾していると感じ、今回は我々の活動に共感していただいたアーティストにも参加していただいた。彼らとのコラボレーションを通じて、HArtsの世界観をより広げていきたい」(ジェイミーさん)。

 イベントポスターに描かれている化石は、「地球の化石」をイメージしたものだという。「来場する皆さんに『地球の原点』を考えてもらいたいという思いを込めた。国籍、民族、宗教、言語などで世界は分かれてしまっているが、すべての原点は同じ。当日はそれをぜひ念頭に入れて、できるだけ多くの人と接して交流を深めてほしい」(同)とも。

 営業時間は11時~19時30分(祝前日は20時まで)。月曜定休(祝日の場合、翌火曜が休み)。オープニングイベント(5月31日)の開催時間は19時30分~23時。入場料は2,500円(ビール、ワイン、ソフトドリンク飲み放題を含む)。展示イベントは6月30日まで。

HArtsSPOON BREAD「平和」がテーマのジャーナリズム写真展-自由が丘のカフェで(自由が丘経済新聞)

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