レザーブランドの作品展「YOSHIE ISHIGURO exhibition(ヨシエ イシグロ エキシビション)」が8月11日、自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER GALLERY(ディギナー・ギャラリー)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で始まる。
レザーブランド「YOSHIE ISHIGURO」を手がける石黒由枝さんは、神戸にあるフルオーダーの鞄工房での修業を経て独立。2015(平成27)年、拠点を兵庫・西宮から京都・京丹波町に移し、ユニセックスレザーブランド「logsee(ログシー)」を創業。昨年、自身の名前を冠した「YOSHIE ISHIGURO」を新たに立ち上げた。
同展では、ブランドの特徴の一つ「折」の技法で表現したインスタレーション作品をはじめ、バッグや小物などのオリジナルプロダクトを展示販売する。
1本の線から成る「折」と、1つの点を起点に平面にカーブを生じさせる「非折」の方法を使い、20センチ四方の革をさまざまな形に成形したインスタレーション作品が目を引く。石黒さんによると、革には「むっちりと張ることで醸し出すオーラがある」という。
革の加工過程において、革の厚みや性質を見極め、革が最大限張るように仕込むが、「革の方向を生かし流れを作った上で、それに逆らうと、革が少し無理をしてシワができ、張りが生まれる。不定形で個体差のある革の性質と、手の感覚の相性が独特なリズムを生み出す」と石黒さん。
新作を含むバッグは6種類あり、価格は3万3,000円。財布や小物(1万9,800円~5万5,000円)などもそろえる。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜定休。今月27日まで。初日・2日目は石黒さんが在廊予定。