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都会の緑地帯「国分寺崖線」追った写真展-田園調布・ドッグカフェで

写真展「Tokyo Green Valley  ~国分寺崖線の自然~」作品より

写真展「Tokyo Green Valley ~国分寺崖線の自然~」作品より

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 田園調布駅前・東急スクエアガーデンサイト北館にあるドッグスカフェ「Deco's Dog Cafe 田園茶房」(大田区田園調布2、TEL 03-3722-5033)で6月1日より、写真家・福永仲秋(ふくなが・なかあき)さんの写真展「Tokyo Green Valley ~国分寺崖線の自然~」が開かれる。

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 同店は、犬のおやつ・ごはん研究家のDeco(でこ)さんがオーナーを務める犬同伴OKのカフェ。2006年から「茶房フォトギャラリー」として、店内の広い壁や柱といったスペースを使ってプロの写真家による作品を月替わりで展示し好評を得ている。

 同展のメーンテーマ「国分寺崖線(こくぶんじがいせん)」は、東京立川市から国分寺市、調布市を経由して世田谷区、大田区へと続く全長約30キロメートルの崖の連なり。多摩川が10万年以上の年月をかけて武蔵野台地を削り取ってできた段丘で、土中からのわき水には多くの野鳥やサワガニが集まるなど、そこが都会とは信じがたい自然豊かな一帯だ。

 同展は、世田谷区~大田区部分の国分寺崖線にエリアを絞り、「樹林」「湧水」「四季」をサブテーマに福永さんが1年間を通して撮りためたスケッチ写真の中から15点を展示。半切サイズ(356ミリ×432ミリ)の大判カラープリントで見せる。

 福永さんは、大阪芸術大学写真学科を卒業後、広告制作会社の写真局勤務を経てフリーランスの写真家として活動。現在は、雑誌「週刊朝日」「リアルシンプル」ほかでインテリアや料理などの撮影を手がけている。

 同崖線を長年撮り続ける福永さんは、付近の市街化が進んで年々緑地帯が失われつつあることを危惧し、「皆さんの身近なところに緑豊かな自然が残っていることを今回の写真展を通して知ってもらい、自然保護の大切さを伝えたい」とコメントしている。

 営業時間は9時~20時。6月30日まで。

Deco's Dog Cafe秋葉原で自然写真家・高砂淳二さん写真展-トークショーも(アキバ経済新聞)「海のおきなわウエア」写真展-新作を着てポーズを決めるウミンチュら(那覇経済新聞)

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