写真家・横浪修さんによる作品展「Assembly Teshikaga(アッセンブリー 弟子屈)」が現在、東横線・学芸大学駅の書店「BOOK AND SONS(ブック・アンド・サンズ)」(目黒区鷹番2、TEL 03-6451-0845)で開かれている
作品展「Assembly Teshikaga(アッセンブリー 弟子屈)」から
横浪さんは1967(昭和42)年、京都府舞鶴市生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪校を卒業後、文化出版局写真部を経て独立。子どもたちの自然な表情を引き出した「Children」シリーズをはじめ独特のユーモアと透明感のある作風が国内外で支持され、スウェーデンの「Libraryman」など海外の出版社からも写真集を刊行している。
同展は、横浪さんが2010(平成22)年から撮り続けている「Assembly」シリーズの最新作「Assembly Teshikaga」(ルラ ジャパン刊)の写真集出版を記念したもの。同シリーズは、北海道やタイ・プーケット、ニュージーランドと豊かな自然の中で同じ服を着た少女たちの姿を捉えたもので、個々の表情は表に出さず、代わりに集合体が持つ強さや美しさに着目し表現している。
森と水に囲まれた北海道・弟子屈を舞台に、雪深い大地を踏みしめ、ひたむきに進んでいく制服姿の少女たちを捉えた作品30点を展示する。同展担当者は「これまでのシリーズと同様の主題でありながら、大自然の厳しさ、畏怖の念を喚起させる崇高さといった側面をより一層感じさせる。作品に無垢(むく)な生命の力が切実に表れている」と話す。
開催時間は12時~19時。水曜定休。入場無料。11月7日まで。