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自由が丘に「ミカドヤ カフェ」 揚げまんじゅう専門店の新業態

自由が丘のブーランジェリーとコラボした創作メニュー「あんバター」(写真中央)、看板商品・揚(あげ)まんじゅうを合わせた「あげみつアイス」(同右)

自由が丘のブーランジェリーとコラボした創作メニュー「あんバター」(写真中央)、看板商品・揚(あげ)まんじゅうを合わせた「あげみつアイス」(同右)

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 カフェ「MIKADOYA CAFE(ミカドヤ カフェ)」(目黒区自由が丘2、TEL 03-6459-5552)が10月23日、自由が丘駅前にオープンした。経営は豊里(目黒区中町1)。

白玉と絡めて食べるのがお薦めという「あんこラテ」

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 同店は、おかき・揚げまんじゅうの専門店「御門屋」を手がける同社の新業態。「おいしい喫茶」をコンセプトに、御門屋の看板商品「揚(あげ)まんじゅう」や同商品にも使われている北海道産の希少な小豆「しゅまり」を使った創作メニューを提供する。

 場所は、自由が丘北口「御門屋 自由が丘店」の2階。旧店舗が自由が丘駅前「自由が丘1-29地区」再開発事業地に含まれることから昨年8月に同所へ移転し、1階は物販スペースとして営業してきた。豊里社長の四ヶ所(しかしょ)武さんは「駅に程近い立地にあるため、2階スペースを有効活用できる方法はないかと考え、多くの人が訪れる自由が丘の街で人が憩いリラックスできる空間を作りたい、さらに御門屋の魅力をより多くの方に知ってもらいたいと、伝統的な和の空間とは少し趣の違うカフェ出店に至った」と話す。

 店内は、菓子の原料である小麦粉や砂糖からイメージした白色と、あんこに着想を得たという紫色の染色木材をカウンターや床に使い、高さのある天井から大ぶりのちょうちん型ペンダントライトをつるし和の要素を加えて落ち着いた雰囲気に仕上げた。幅広い年代の利用客に親しみを感じてもらいたいと「『御門屋』の歴史を日本の伝統的な色調でモダンに表現した」という。店舗面積は約6坪。席数は13席。

 主力メニューの「あんバター」(500円)は、自由が丘のパティスリー&ブーランジェリー「MONT‐NOM(モンノン)」(自由が丘1)とコラボレーション。特製オリジナルパンに北海道産こしあんをふんだんに塗り、仕上げにバターをのせた。「自由が丘の地元商店街で多くの仲間と知り合い、今回は店の設計から施工、カフェのコンセプトづくりに協力してもらった。このメニューも、彼らから和菓子の枠にとらわれない自由な発想や技術をもらったことで生まれた」(四ヶ所さん)という。

 こしあんをミルクで溶かした「あんこラテ」(ホット、750円)は、小ぶりな団子を添えているのが特徴。「コップの底に残ったあんこを白玉に絡めて食べてもらえたら」とも。揚げまんじゅうとアイスの組み合わせ「あげみつアイス」(480円)のほか、「カヌレ」(380円)、「バジルポテトのオープンサンド」(600円)なども用意する。

 ドリンクは、「ハンドドリップコーヒー」(650円~)、「カフェラテ」(ホット680円、アイス710円)、「ほうじ茶ラテ」「抹茶ラテ」(同700円、同730円)など。

 四ヶ所さんは「『御門屋』が培ってきた今までの菓子作りにとらわれず、新しい菓子や食べ物に挑戦し、飲み物との組み合わせを楽しむ空間を提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~18時。

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