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奥沢で「みかも豆本市」 ユニークな仕掛けや身に着ける豆本も

(写真左から)豆本作家・風古堂による作品「豆ピアノ」「豆ガチャ」

(写真左から)豆本作家・風古堂による作品「豆ピアノ」「豆ガチャ」

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 手のひらに収まるほどの小さな本「豆本」を展示販売する「みかも豆本市」が11月26日、私設図書室「読書空間みかも」(世田谷区奥沢2)で開かれる。

そらまめ書林による豆本作品「植物図鑑豆本ブローチ」

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 豆本の大きさの定義には諸説あり、日本豆本協会によると「本の長辺が3インチ(=76ミリ)以内のものを指すことが多い」が、出展作家の一人で「そらまめ書林」の稲山ますみさんは「みかも豆本市ではサイズなどの細かいルールは定めず、作家自身が『豆本』と考え作ったものを自由に出品している。バラエティーに富んだ豆本の世界を楽しんでもらえたら」と話す。

 出展作家は、雨猫、佐藤あづささん、そらまめ書林、風古堂、ちぎり屋さゆき、豆筥堂(まめはこどう)、宮内豆本館、むゆう舎、夢文庫、Lilyの10組。

 ユニークな形状で目を引く風古堂の作品は、手作りの木製ミニチュアの中に豆本が隠れている。音楽好きの友達のために作ったのがきっかけという「豆ピアノ」(8,800円)は、小さなピアノの鍵盤部分を引っ張ると、それが豆本になっている。「豆ガチャ」(3,800円)は直径2センチのガラスドームの中に、高さ8ミリという極小サイズの豆本を入れた。

 夢文庫による作品「記憶の街」(3,900円)は、精巧に再現したジオラマの中に豆本を組み込んだ。ジオラマにはライトがともる。

 そらまめ書林「植物図鑑豆本ブローチ」(1,800円)は身に着けることができ、本にはフランスの古い植物図鑑の図版(植物図)が収められている。作り方動画を見ながら自分で豆本ブローチを作ることができるキット(1,500円)も用意する。

 会場では、童話「赤ずきん」の洋書を使った仕掛け豆絵本を作る無料ワークショップも行う。定員は4人。申し込みは「そらまめ書林」のX(旧ツイッター)で受け付ける。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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