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奥沢のギャラリーで落語家・入船亭扇橋さん独演会 日本の話芸を身近に

「katakana落語会」に出演する落語家・入船亭扇橋さん(写真:武藤奈緒美)

「katakana落語会」に出演する落語家・入船亭扇橋さん(写真:武藤奈緒美)

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 落語家・入船亭扇橋(いりふねてい・せんきょう)さんの独演会が1月26日、奥沢神社前のギャラリースペース「katakana shin(カタカナ シン)」(世田谷区奥沢2)で開催される。

前回開催した「katakana落語会」公演の様子

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 会場となる同ギャラリーは、日本製雑貨とアパレルのセレクトショップ「katakana 自由が丘店」(奥沢5)が2022年にオープン。通常は、同店ゆかりの作家とその作品を紹介する企画展を開いているが、店主の河野純一さんは「この場所で落語会をやってみないかと声がかかった。ギャラリーのテーマは『小さな文化会館』。地元の人が身近に伝統の話芸を楽しめる場になれば」と、店の屋号から取った「katakana落語会」を昨年9月に始めた。

 出演する扇橋さんは1983(昭和58)年、東京都豊島区生まれ。2006(平成18)年、入船亭扇辰(せんたつ)さんに入門し、「辰じん」を名乗る。2012(平成24)年に二つ目に昇進し 「小辰」と改名。2022年9月には真打ち昇進とともに自身の大師匠に当たる「入船亭扇橋」の名跡を復活させ、十代目として襲名した。正統派の古典落語で高座を務め、昨年12月には東京・国立演芸場主催の2023年度「花形演芸大賞」大賞を受賞した。

 河野さんは「年明けから災害や事故が相次いでいるが、このような時期にこそ『笑い』を届けることが大切。実力派の若手真打ちの一人、扇橋さんの話芸を気軽に楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

 19時開演。料金は、座布団席=3,850円、椅子席=3,960円。全席自由。チケットはkatakanaオンラインストアで受け付ける。

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