大手スーパーのシェルガーデン(千代田区)は2月25日、創業地の店舗である「ザ・ガーデン自由が丘 自由が丘店」(目黒区自由が丘2)を閉店する。
同店は1966(昭和41)年、目黒通りにある同所で営業していたシェル石油のガソリンスタンドに併設する形で、輸入食品を中心としたスーパーマーケット「ガーデン(シェル ガーデン)」としてオープン。1995(平成7)年、西武百貨店の出資で本店を旧池袋店へ移したことに伴い、現在の名称に変更。2020年からはセブン&アイ・ホールディングス傘下となり、現在は東京・千葉・埼玉・神奈川に計23店舗を展開する。
同社は閉店理由および跡地の利用について発表していない。ウェブサイト上では「1966年より、近隣のお客様に大変お世話になり『創業の地』である自由が丘店を閉店することは、ご不便をお掛けし、心苦しい所存でございますが、何卒ご理解ください。長い間のご愛顧ありがとうございました」(原文ママ)としている。
利用客は「突然の閉店で驚いた。(目黒通りを挟んで同店斜め向かい側に)スーパーマーケット『ライフ』が間もなくオープンするので買い物には困らないかも知れないが、いざ閉店となると寂しいと感じる」と話す。