パレスチナに生きる女性と子どもをとらえた写真展-奥沢のギャラリーで

写真展「パレスチナの女性と子供たち」の作品から

写真展「パレスチナの女性と子供たち」の作品から

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 奥沢のカフェバー&ギャラリー「Art Cafe & Gallery SARABA」(世田谷区奥沢6、TEL 03-3703-7323)で、フォトジャーナリスト・古居みずえさんの写真展「パレスチナの女性と子供たち」が開催されている。

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 古居さんは、1948年島根県生まれ。アジアプレス・インターナショナル所属、JVJA(ビジュアル・ジャーナリスト協会)会員。1988年よりパレスチナのイスラエル占領地を訪れ、パレスチナ人による抵抗運動・インティファーダを取材。パレスチナの人々の中でも、特に女性と子どもたちに焦点を当て取材活動を続ける。1998年からはインドネシアのアチェ自治州、2000年にはタリバン政権下アフガニスタンを訪れ、地域の現状とそこに生きる人々の姿を、メディアを通して発表した。

 同展は、20年にわたってパレスチナを追い続けてきた古居さんの報道写真の中から約20点を選び、52センチ×35センチの大判サイズで展示する。

 写真展を企画した同ギャラリーの金田智子さんは「今年は、イスラエルが建国されて大量のパレスチナ人が難民となった『ナクバ(大惨事)』からちょうど60年目。日本からは地理的にも心理的にも遠いパレスチナを、皆さんに少しでも身近に感じていただきたいと考えた」と話す。

 作品は、子どもの髪をとかしたり料理を作ったりと日常生活のワンシーンを切り取ったものが並ぶ。「パレスチナと聞いて思い浮かべるのは、複雑な中東事情、不安定な政情、難民、テロといったぼんやりとしたイメージのはず。平和な日本で暮らす私たちとは遠い世界の話と思われるがちだが、パレスチナにもごく普通の人々の、ごく普通の暮らしがある。テレビのニュースからは流れてこない、私たちと同じ『今を生きる』人々の姿を見て、遠く思いをはせることが私たちにとっても意味のあることではないかと思う」(金田さん)とも。

 期間中、パレスチナ人が巻く白黒チェックのスカーフ「アラブ・スカーフ」(2,500円)も取り扱う。営業時間は、木曜~日曜=14時~18時、月曜~水曜定休。8月17日まで。

タンザニア生まれのアート「ティンガティンガ」展-奥沢のギャラリーで(自由が丘経済新聞)BankARTでイスラエル人写真家の作品展-自国の内戦を追う(ヨコハマ経済新聞)町田でパレスチナをテーマにイベント-ドキュメンタリー映画上映など(町田経済新聞)Art Cafe & Gallery SARABA古居みずえさん 公式ホームページ

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