東工大で「坂本一成建築展」-建築作品内部を実物大タペストリーで展示

「坂本一成建築展」ポスターより、写真の作品は大阪府交野市の集合住宅「コモンシティ星田」

「坂本一成建築展」ポスターより、写真の作品は大阪府交野市の集合住宅「コモンシティ星田」

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 東京工業大学百年記念館(目黒区大岡山2、TEL 03-5734-3340)で10月2日より、「坂本一成 建築展『日常の詩学』」が開催される。

 同展は、プロフェッサー・アーキテクトとして知られる建築家で同大の坂本一成教授が手がけてきた住宅作品を紹介するもの。1992年に村野藤吾賞を受賞した代表作「コモンシティ星田」をはじめとする主要住宅作品を取り上げ、2004年にドイツ・ミュンヘンを皮切りにヨーロッパ各国で好評を博した同名巡回展の内容を再現する。

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 メーン展示となるのは、建物の内観写真をほぼ実物大にプリントした大きな布製タペストリー。坂本教授のアイデアによるもので、サイズは大きいもので高さ5メートル×幅4~7メートル、小さいものでも高さ2.4メートル×幅2~4メートルもあり、天井からつり下げて展示される。

 同展担当者の遠藤康一さんは「通常の建築展は図面やドローイング、模型などの展示が一般的だが、この展示は観る者が想像力を使って空間を実体験できるのが大きな特徴。空間の寸法やプロポーションなど、身体と関わる部分の表現に優れた建築家・坂本一成の世界を体験してほしい」と話す。

 今回の展示では、ヨーロッパ巡回展開催後にコンペ入選したミュンヘンの集合住宅、現在建築中の東京工業大学「Tokyo Tech Front(仮称)」、コンペの実施設計者として選ばれた熊本県宇土市立網津小学校などの各プロジェクトについても展示紹介する。

 期間中、シンポジウムとギャラリートークも開催。10月8日=シンポジウム「『日常の詩学』について」(先着約100人、入場無料)、10月6日・16日=ギャラリートーク(入場無料)。ギャラリートークでは、坂本教授本人が自作を解説し、参加者からの質問にも応える予定。

 開館時間は10時~17時。同月21日まで。

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