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大判カメラで「食空間」を捉えた写真展-自由が丘のギャラリーで

もともとパティシエを目指していた食空間カメラマン・知新温さんが作り出す、色彩豊かな「スイーツ」作品

もともとパティシエを目指していた食空間カメラマン・知新温さんが作り出す、色彩豊かな「スイーツ」作品

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 自由が丘のギャラリー「STAGE 悠(ゆう)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-3724-5877)で現在、食空間カメラマン・知新温(あらた・おん)さんの写真展「彩食硯日(さいしょくけんび)」が開催されている。

写真展「彩食硯日」作品から、日本料理で季節を表現した1枚

 菓子職人として修行中、自分が作ったレシピを記録するため手にしたカメラで「撮る楽しさ」に目覚めたという知新さん。東京写真学園を修了後、フリーのカメラマンとして活動を開始。フードコーディネーターやテーブルデコレーター、フラワーデザイナーなどの資格を生かして料理制作からスタイリング、撮影までを一貫して手がけ、広告や雑誌などで活躍している。

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 同展は、通称「シノゴ」と呼ばれる4×5インチの大判カメラ(ビューカメラ)で捉えた料理写真約60点を展示。メーン作品は、昨年4月から約1年間「東京ガス 横浜ショールーム」(横浜市中区)のエントランスディスプレーとして好評を集めた「季節」がテーマのシリーズで、伝統的な和洋菓子や和洋食が色彩豊かに表現されている。

 会場では、写真プリントの美しさが目を引いている。デジタルデータを印画紙に直接レーザー露光する「ラムダ出力」でプリントしたもので、「一般のプリンターよりも色領域が広いのが特徴だが、素材の色合いや質感、食器の輝きなど自分が納得できるものを再現するには何度も調整が必要だった」と知新さん。

 知新さんの夢は、世界でもトップレベルと称される日本の食文化を「写真」を通してより多くの人に発信することだという。「もともと自分自身が料理人を目指していただけに、仕事の大変さは身をもって知っている。料理人が生み出す表現のシズル感を大切にすると同時に、料理への取り組みや姿勢といった『背景』も伝えていきたい」。

 営業時間は11時~19時。12月19日まで。

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