カメラや写真好きのためのコミュニティーサイト「カメラピープル」運営や写真プリントサービスなどを手がけるモノグラム(目黒区鷹番2)が11月にリリースしたiPhone用無料アプリ「レスラーカメラ」が、累計ダウンロード数5万を突破してじわじわと人気を集めている。
同アプリは、iPhone/iPod touchで撮影した写真または保存されている画像の中から、顔を自動認識して「レスラー風マスク」をかぶせることができる写真アプリ。顔の写っていない風景写真でも、画面内をダブルタップすればマスクの追加・削除もできる。当初マスクは全部で20種類だったが、12月23日にバージョンアップして新たに10種類追加した。
「私たちは写真屋だが、写真はフィルムでないと駄目、といった考えは持っていない。まずは皆さんに『写真を撮る』楽しさを勧めたい。その一環としてアプリを開発した」と同店ディレクターのミヤモトタクヤさん。色鮮やかなマスクは全てミヤモトさんの手描きによるもの。「小さいころ大好きだった『キン肉マン』に影響されている。50分の1の確率で出てくる3種類の『レアマスク』は、キン肉マン好きの方であれば気付くはず」と笑う。
「いわゆる『遊びアプリ』で実用性はないので、楽しい反応があればいいかなと考えていた」が、App Store初登場でランキング10位、3日後には2位を記録。5万ダウンロードを記念して開催中の「レスラーカメラフォトコンテスト」では、日本国内だけでなく韓国や香港など世界中から投稿が寄せられているという。
「マスクをペットの顔にかぶせたり、食べ物や景色の中に置いてみたりするなど、我々が当初想定した使い方とは違う写真も見られ新鮮な驚きがある。こうしてたくさんの方に使ってもらえるのはうれしいこと」。
「レスラーフォトコンテスト」は、ハッシュタグ「#wrestlercam」を付けて写真投稿するもので、誰でも参加・閲覧できる。投稿は来年1月3日まで受け付ける。