等々力の住宅街に6月20日、貸し菜園「菜園オアシス自由が丘」(世田谷区等々力6)がオープンした。運営は、造園工事や造園資材の販売、駐車場事業を手掛ける関東緑花(立川市、TEL 042-522-4101)。
自由が丘駅、東急大井町線・九品仏駅から徒歩約10分の閑静な住宅街にある同菜園の対象面積は262平方メートル。区画は、6平方メートル(23区画)、7平方メートル(2区画)、10平方メートル(1区画)の全26区画を用意。料金は、1平方メートルあたり月額1,650円換算で、6平方メートルで9,900円(水道、トイレ、農具の利用料を含む)。
同社はこれまで、遊休土地の有効活用を目的とした駐車場事業を行ってきたが、造園事業のノウハウを生かす形で今年2月、四ツ谷駅前に「菜園オアシス四ツ谷」(新宿区)をオープン。「菜園オアシス吉祥寺」(武蔵野市)に次いで自由が丘は3カ所目となる。
目黒区居住世帯を対象とした区民農園は「深沢区民農園」(世田谷区深沢4)のみ。「この地域では一般住民の方が利用できる農園が少ないため、近隣にお住まいの方やお勤めの方同志で『グループ利用』を楽しんでいただけたら。利用者の方を対象に、初心者向け園芸講座なども開講したい」と同社担当の今井勝美さん。
同菜園は傾斜地にあることから「日当たり良好」で、野菜・花いずれにも適した園芸用の黒土で整備、通路には水はけを考えウッドチップを敷き詰めた。初年度は、貸し出し開始が種まきや植え付けの時期に遅れたことから、全区画に枝豆・ピーマン・なす・サツマイモの苗を植え込み済みで、利用者に無料進呈する。
利用時間は、4月~9月=7時~18時、10月~3月=8時~17時。申し込み・問い合わせは同社まで。