自由が丘北口に7月8日、パティシエ辻口博啓さんプロデュースによる豆スイーツ店「Feve(フェーブ)」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-4825)がオープンした。
白を基調としたシンプルなデザインで目を引く「Feve」店舗外観
フランス語で「ソラマメ」を意味する同店は、日本古来の食材で栄養豊富、保存も利く「豆」を、日本人にもっと身近で気軽にとってもらいたいとの思いから生まれたスイーツ店。「サプリメントのようなスイーツを作りたい」と素材となる豆の栄養素はそのままに、見た目にもこだわった約20種類の豆スイーツ、豆や豆乳を使った焼き菓子約15種類をそろえる。
出店場所は自由が丘駅近く、旧「自由が丘 風月堂」跡。店舗面積は19坪。内外観とも白を基調としたシンプルなデザインで、店内壁には豆スイーツ全種類をガラスチューブに入れてディスプレーした。パッケージにもこだわったという豆スイーツ商品は、それぞれユニークな絵柄のパッケージで販売。中は携帯性を考えジッパー付きの保存袋に入っている。
豆スイーツは、厳選したフルーツテイストのカシューナッツを使った「カシュー×フランボワーズ」(360円)などのフルーツ系、「落花生×深煎りきなこ」(280円)、「くるみ×黒糖生姜」(400円)などの健康系、豆と野菜のチップスをコラボした「ソラマメ×かぼちゃ」「ソラマメ×海老パプリカ」(各380円)などのベジタブル系ほかをラインアップ。価格帯は各60グラムで280円~420円。
小麦粉を豆乳で練ったかりんとうは、農薬無散布で育てた辻口さんの茶ブランド・辻口茶園の「天空抹茶」を絡めた「かりんとう×天空抹茶」、洋のエッセンスを取り入れた「かりんとう×カフェエスプレッソ」(各60グラム=340円)など全8種類。
自由が丘では、「モンサンクレール」(自由が丘2)、「自由が丘ロール屋」(自由が丘1)に続いて辻口ブランド3店舗目となる同店。「自由が丘で長年洋菓子を作り続けてこられた『風月堂』跡地に出店することで、これを新しい幕開けにしたい」と辻口さん。北口エリアにトライアングルのように展開する各店を回って「自由が丘のスイーツの奥深さを感じてもらえたら」と期待を寄せる。
営業時間は10時~20時。今後は、花やハーブ、フルーツチップスなどを取り入れた豆スイーツのラインアップも予定している。