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国産家具ブランド「カリモク60」のものづくり紹介-奥沢「D&D」で企画展

「カリモク60」のシンボル的存在で、多くのファンを持つ「Kチェア」

「カリモク60」のシンボル的存在で、多くのファンを持つ「Kチェア」

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 環八通り沿いにあるデザインセレクトショップ「D&DEPARTMENT PROJECT 東京店」(世田谷区奥沢8、TEL 03-5752-0120)で現在、国産家具ブランド「カリモク60(ロクマル)」を紹介する「カリモク60 エキシビション」が開かれている。

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 カリモク60は、1960年代に「世界に通用するスタンダードを」と情熱を込めて生み出された日本メーカーの定番商品を復刻再販売する、D&DEPARTMENTと異業種メーカーによる合同プロジェクト「60VISION」ブランドの一つ。

 2002年のブランド立ち上げ以降、デザインやインテリア、建築などに興味を持つ若い客層から好評を集めているカリモク60だが、「ほとんどのお客さまは『ものづくりの現場』を知らずに買われているはず」と、同ブランドを手掛ける1940(昭和15)年創業の国産家具メーカー・カリモク家具(愛知県知多郡)営業推進部の山田郁二さん。

 今回の企画では、木工加工や塗装、生地張り込みなど製造工程を紹介するシンボリックな部品の一部を展示。一例として、天然木の表面を滑らかにする研磨手作業で使われる5種類のサンドペーパーや、バネを入れて表面を張る様子など、同社ならではの技術やきめ細やかな工夫などを知ることができる。

 「当社製品の中では『カリモク60』は最も安いラインアップだが、ファーストユーザーとなる若いお客さまの熱意に応えたいと現状に妥協せず、製造工程も常に見直して年々進化している」と山田さん。「国産にこだわる当社の世界観をPRすると同時に、こうして日本のメーカーが真面目に元気にやっていることを若い世代の方に感じ取ってもらいたい」と期待を寄せる。

 期間中の14日からは、同ブランド人気商品「Kチェア」の新素材商品も発売。木肌が緻密(ちみつ)で表面の仕上がりが美しいブラックチェリー素材を使用したもので、価格は6万4,680円~。これまでのカジュアルラインから本物志向のユーザーに向けた内容になるという。

 営業時間は12~20時。8月9日まで。

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